メルカリで送る「ぬいぐるみ」の梱包は紙袋と段ボールどちらがいいですか?【メルカリのプロが解説】

ぬいぐるみや置物など形に特徴があるものを梱包することもあります。梱包材として段ボールと紙袋がありますが、どちらを使えば良いのか悩むことも。安全性やコスト、サイズの測りやすさなどを踏まえつつ解説していきます。

ぬいぐるみの梱包は紙袋と段ボールどちらがいいですか?
ぬいぐるみの梱包は紙袋と段ボールどちらがいいですか?
ぬいぐるみや置物など、形に特徴があるものを梱包する場合、段ボールと紙袋どちらを使えば良いのか悩むこともあります。

安全性やコスト、サイズの測りやすさなどを踏まえつつ、「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。
 

(今回の質問)
ぬいぐるみや置物など形に特徴があるものの梱包は、「紙袋」と「段ボール」どちらがいいですか?

(回答)
梱包のしやすさ、安全性、サイズの測りやすさから考えると段ボールの方が楽だと筆者は考えます。一方でコストも考えておきたいところです。


以下で詳しく解説していきます。

段ボールの方がおすすめの理由

形に特徴があったり、ダメージを受けやすかったりする場合は、段ボールで梱包した方が良いと筆者は考えています。理由は以下の通りです。

■段ボールの方が紙袋よりも丈夫
ぬいぐるみなど柔らかい素材のものであればダメージを受けにくいですが、置物など衝撃があると破損する恐れのあるものは、厚みのある段ボールの方が安心です。

■梱包がしやすい
多少押し込んでも、段ボールの形は変わらない
多少押し込んでも、段ボールの形は変わらない
段ボールは形が変わりにくいので、膨らみがあるようなぬいぐるみの場合には、多少なり“押し込む”ことが可能。その際は、商品説明に「梱包時に押し込む形になります」と書いてあると安心です。
紙袋の場合、膨らんでしまうこともある
紙袋の場合、膨らんでしまうこともある
もし紙袋を使うとなると商品を中に入れても膨らみが出てしまい、外側の紙袋も一緒に膨らんでしまいます。そうすると段ボールで梱包した時とサイズが変わってきてしまい、送料が高くなることもあるのです。

■サイズが分かりやすい
形が変わりにくい段ボールで梱包すると、サイズが測りやすくなります。もともと60サイズ、80サイズとして販売されている段ボールもありますから、それらを活用するとサイズ測定の手間もかかりません。

サイズが書かれていない段ボールでもメジャーを使えばすぐにサイズが分かるので、送料の計算ができます。出品前にサイズが分かれば、販売価格も設定しやすくなるでしょう。

段ボールのコストと販売価格のバランスも考えたい

段ボールが手元にないとなれば、それを購入することも考えるでしょう。ホームセンターや100均に売っていますが、いずれにせよコストがかかります。もし販売価格があまり高く設定されていなくて、送料やメルカリへの手数料を支払うとなれば、段ボールのコストが大きな負担になるケースも……。

コストを抑えることを優先するなら、家にある紙袋を使うのも1つの手でしょう。販売価格やかかる手間や時間を踏まえつつ、段ボールと紙袋を使い分けていくのもよさそうです。

この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。  
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