マンションの購入や売却は、家計に大きな影響を与える重要な決断です。All About ニュース編集部が4月9~10日に実施した調査から、東京都在住の41歳女性に聞いた、マンション購入についてのリアルな体験を紹介します。
2015年に、「8000万円」で2LDKの新築マンションを購入
この女性の世帯は、夫婦と、3歳と1歳の子どもの4人家族。2015年3月に8000万円で、東京都港区にマンションを購入しました。当時の世帯年収は、妻(回答者の女性)が800万円、夫が500万円の1300万円でした。購入したマンションは、新築の7階2LDKの物件でした。ペアローンは組まず、妻が5000万円のローンを組んだとのことです。購入してよかったことを聞くと、「駅から近く、子供を通わせられる保育園も近かったこと」と教えてくれました。一方で、「子供が生まれることを考えなかったため、もう少し大きな部屋を購入すれば良かった」と後悔もあるそうです。
築9年の今、2億円超で売却できる可能性
現在、この女性が買ったマンションは築9年になりますが、売却はしていません。LIFULLが運営する「LIFULL HOME'S」で、過去3カ月の間に掲載された物件の中から独自に算出した平均価格(2024年6月1日更新)は、東京都港区の築年数10~15年以内の中古マンション(70平米)の場合、「1億8592万円」となっています。もし今売却するとしたら、築9年となった今でも、新築購入当時より倍近く高値の2億円近い価格になるかもしれません。
「住み替えを考えているが、当時の金額と比べて高騰」
現在の世帯年収は、妻が800万円、夫が600万円の1400万円とのこと。住み替えを考えているものの、マンション価格の高騰により難しい状況だと語ります。最後に、これからマンションを購入する人へのアドバイスを聞くと、「今のことだけではなく、少し先の将来を考えて住む場所を探すと良いと思います」とコメントしました。
※回答者コメントは原文ママです