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2位:東京
2位は、東京都千代田区に位置する日本最大のターミナル駅、「東京」駅。東京の玄関口としてだけでなく、大正時代の初めに建設された「東京駅 赤レンガ駅舎」は、100年以上もの間、東京のシンボル的存在として歴史を刻んでいます。10~40代の全ての年代でTOP2入りを果たしている東京駅ですが、50~60代の回答者からは、吉幾三さんの『俺ら東京さ行ぐだ』、笠置シヅ子さんの『東京ブギウギ』などの曲名が挙がりました。
1984年に発表された吉幾三さんの『俺ら東京さ行ぐだ』は、地方から上京する人の東京への憧れや意気込みを歌った曲。「東京で牛飼うだ」「東京で馬車引くだ」「銀座に山買うだ」などの歌詞や明るく軽快なテンポが人気を集め大ヒット。
1947年に発表された『東京ブギウギ』で知られる歌手・笠置シヅ子さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』は、2023年10月から2024年3月まで放送され、改めて注目を集めました。
1位:上野
1位は、圧倒的な票数で「上野」駅。30~40代のランキングでも1位を獲得しています。上野駅は、東京都台東区に位置し、複数の路線が乗り入れる都内有数のターミナル駅として多くの人々に利用されるだけでなく、美術館や博物館、桜の名所でもある上野恩賜公園などに1年を通して多くの人が訪れます。回答者全員が挙げた楽曲は、30~40代と同じく、石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』でした。50~60代のランキングでは3位に「青森駅」もランクインしており、この楽曲の想起率の高さがうかがえる結果となりました。
「上野発の夜行列車 おりた時から」の歌い出しで始まる『津軽海峡・冬景色』ですが、歌詞には「上野」駅の光景などが登場するわけではなく、歌の舞台は夜行列車をおり立った青森県。「ごらんあれが 竜飛(たっぴ)岬 北のはずれと」の歌詞に出てくる、青森県外ヶ浜町の竜飛崎の津軽海峡を見下ろす高台には、ボタンを押すと『津軽海峡・冬景色』の2番が流れる歌謡碑があり、多くの観光客が訪れています。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。