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3位:桜木町
3位は、神奈川県横浜市中区の「桜木町」駅。横浜のシンボル的存在ともいえる「ランドマークタワー」や「横浜赤レンガ倉庫」「横浜ハンマーヘッド」などがあり、観光やショッピングに訪れる多くの人でにぎわいます。回答者からは、ゆずの『桜木町』、山崎まさよしさんの『One more time, One more chance』が挙がりました。ゆずのデビューのきっかけとなった路上ライブを行っていた横浜市中区の伊勢佐木町は、ファンの間で“ゆずの聖地”の1つとして知られています。
山崎まさよしさんがブレークするきっかけともなった1997年リリースの楽曲『One more time, One more chance』には、「明け方の街 桜木町で」という歌詞が登場。桜木町は、山崎さんが上京して初めて住んだ場所でもあり、思い入れのある場所として知られています。
2位:東京
2位は、「東京」駅。東京都千代田区に位置する日本最大のターミナル駅。駅周辺には丸の内や八重洲などのオフィス街が広がり、モダンな高層ビル「KITTE丸の内」や駅改札内の「グランスタ東京」など新しい商業施設が集結。ビジネスマンだけでなく、観光客やショッピングに訪れる人でもにぎわいます。10~20代のランキングでは2位にランクインした「東京」駅ですが、30~40代の回答者からは、B'zの『東京』、福山雅治さんの『東京』などの楽曲名が挙げられました。
2000年にリリースされたB'zの『東京』は、タイトル以外、歌詞には「東京」や「東京駅」という言葉は登場しないものの、多くの人々が忙しく立ち急ぐオフィス街を思わせるような光景が印象に残っている人も多いようです。妻夫木聡さん主演の月9ドラマ『スローダンス』(フジテレビ系/2005年放送)の主題歌として書き下ろした、福山雅治さん20枚目のシングル『東京』の歌詞には、「雨上がりの246号」や「外苑東通り」なども登場しています。
1位:上野
1位は、「上野」駅。東京都台東区に位置し、複数の路線が乗り入れる都内有数のターミナル駅として多くの人々に利用されています。回答者全員が挙げた楽曲は、石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』。1977年の元旦に石川さん15枚目のシングルとして発売された楽曲で、2023年の大みそかに放送された『NHK紅白歌合戦』では、通算13回目となる歌唱を披露しました。
「上野発の夜行列車 おりた時から」の歌い出しで始まる歌詞は幅広い世代に知られています。1988年に青森と函館を結ぶ、青函トンネルが開通。さらに、東京から北海道への移動は飛行機が主流となり、北海道新幹線が開通するなど、時代は移り変わり、「上野発の夜行列車」は姿を消しました。それでもなお、哀愁漂う歌詞や情景が強く印象付けられているようです。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。