長谷川博己さんが主演するドラマ『アンチヒーロー』(TBS系)。5月26日に放送された第7話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第7話のあらすじ
明墨(長谷川博己)は個人情報流出事件で実刑判決を受けた記者・沢原(珠城りょう)の控訴審で勝つため、裁判官・瀬古(神野三鈴)の闇を暴き出すことに。瀬古を弾劾裁判にかけることは、赤峰(北村匠海)が冤罪を晴らすと誓った松永(細田善彦)の再審にもつながります。
明墨、赤峰、紫ノ宮(堀田真由)は、最高裁判事を狙う瀬古がすり寄る法務副大臣・加崎(相島一之)の支援パーティーへ。そこには瀬古の姿もあり、瀬古がかつて懇意にしながらも寝返った政治家・富田(山崎銀之丞)が乗り込んできて一触即発。明墨は富田を抱き込み、息子・正一郎(田崎亮)の傷害事件で、瀬古へ賄賂を贈っていた事実を公表するよう誘導します。
富田は瀬古への弾劾裁判の訴追請求を起こし、明墨がその代理人を担当。追い込まれた瀬古は旧知の検事正・伊達原(野村萬斎)に泣きついたものの、明墨に気をつけろという忠告を無視した自業自得だとすげなく返す伊達原。「裁判で全て話してしまうかもしれないけど!? 12年前のこと」という瀬古の脅しにも、「今のあなたの言葉を信じる人がどれくらいいるでしょうか?」と余裕の表情。
異例の速さで瀬古の弾劾裁判が進められる中、沢原の控訴審も進み無罪に。そして、赤峰が臨んだ松永の再審でも見事無罪を勝ち取ります。明墨は記者として復帰した沢原を動かし、12年前の糸井一家殺人事件にまつわる冤罪疑惑を報道させます。再審を拒む死刑囚の志水(緒方直人)に、娘と二度と会えなくなる前に考え直すよう訴える明墨。
一方、赤峰は明墨の指示で動く緋山(岩田剛典)に接触。明墨の力で無罪となった緋山が殺人を犯した証拠品の作業着を掲げ、彼らが探す「エゴシ」について問いかけ——。
北村匠海“赤峰”、渾身の最終弁論が圧巻!ラストの不敵な笑みに鳥肌
松永の冤罪を晴らすと誓い、明墨のやり方についてきた赤峰。無罪を勝ち取った再審での最終弁論は、弁護士としての自身の怠慢と司法の在り方への反省を訴えるものであり、その真摯(しんし)な熱量から発せられる言葉には、成長を遂げた赤峰の持つ重みが感じられました。傍聴席で見守っていた明墨も小さくながら力強くうなずくしぐさを見せ、判決を聞く前に退出。赤峰への信頼が透けて見え、ある種の師弟関係を思わせる部分も。
X(旧Twitter)では、「匠海くんの演技すごすぎた。圧巻です!言葉が出ません」「エグすぎるよ赤峰くん」「主演は明墨先生(長谷川さん)だけど、物語の主人公は赤峰くんって感じする。表裏一体な2人の化学反応が楽しみすぎる」などのコメントに加え、回収していた殺人の証拠品を手に緋山へ迫る赤峰に、「赤峰くんの不敵な笑みにゾクっとした」「ラストシーンの赤峰の微笑みに鳥肌たった。そこで『アンチヒーロー』タイトル。さらに鳥肌…」などの声が寄せられています。
第8話では、赤峰と緋山の対峙(たいじ)、明墨が志水の娘・紗耶(近藤華)へ語る12年前の事実によって、ちりばめられた謎の大元が明かされる予感。しかし、志水の冤罪を晴らそうとする明墨たちの前に、伊達原が立ちはだかり——。物語はいよいよクライマックスへ。明墨、赤峰の動きから目が離せません。
『アンチヒーロー』あらすじバックナンバー
・第6話・第5話
・第4話
・第3話
・第2話
・第1話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。