『光る君へ』第21話 “枕草子”爆誕&道長×まひろ10年ぶりの逢瀬に「神回」「ぼろぼろ泣いた」の声

5月26日に放送されたドラマ『光る君へ』第21話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。5月26日に放送された第21話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。


>前回(第20話)のあらすじはこちら

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

第21話のあらすじ

中宮・定子(高畑充希)が自ら髪をおろしたことを知り、ショックを受ける一条天皇(塩野瑛久)。任地に赴くことを拒み逃亡していた伊周(三浦翔平)は実資(秋山竜次)らに捕らえられ、泣いて嫌がるも母・貴子(板谷由夏)が共に行くと説得。しかし帝の命により母子は引き離され、事を収めた道長(柄本佑)、実資は昇進します。

その矢先、伊周らが暮らしていた二条邸が火事に。巻き上がる炎の中、「生きていてもむなしいだけだ」と世を儚む定子。ききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ)は「おなかのお子のためにも生きなければ」と救い出し、まひろ(吉高由里子)の助言で定子を癒すため『枕草子』を書き始めます。

一方、越前への赴任が近づく為時(岸谷五朗)は道長に呼び出され、公益を求めてやって来ている宋人が実は漢人や戦人であるかもしれず、穏便に宋に帰す重要な任務であると告げられます。出立の前日、まひろは道長へ文を送り、幾度となく逢瀬を重ねた廃屋へ。旅立ちを前に10年ぶりの逢瀬を果たした2人は、おのおのの心の内をあらわにします。

権力は得ても無力な自分のせいで多くの人が不幸になったとこぼす道長。「おそらくあの時遠くの国に逃げていても、お前を守り切れなかっただろう」——まひろは道長の肩にもたれ、「妾でもいいから一緒になりたいと思ってたのに」と、この10年後悔しながら生きてきたが、今度こそ越前の地で生まれ変わりたいと語ります。惹かれ合うように口づけを交わす2人。そしてまひろは越前の地へと旅立つのでした。

光る君へ
画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

『枕草子』爆誕&道長×まひろ10年ぶり逢瀬の神回

出立前のまひろに会った道長は、何度も「からだをいとえよ」と念押し。疫病で一度死にかけたまひろを目の当たりにしているからこその言葉であり、彼女の存在をどれだけ大事に思っているのかが痛いほど伝わって来るシーンでした。

X(旧Twitter)では、「今週も、ぼろぼろ泣きまくった。決して公に結ばれることはないけれど、一途に愛し続ける道長って…」「愛しい人の命の価値を誰よりも知る男」「まひろと道長の別れのシーンがもうほんと、切なすぎて…でも強く生きる2人を見て頑張ろうって思えた素敵なシーンだった」などのコメントが続出。

また、『枕草子』誕生のエピソードが描かれ、「たった1人の悲しき中宮のために、枕草子は書き始められた」というナレーションと四季を感じさせる映像演出に称賛が殺到。「神回」「枕草子成立の裏にまひろちゃんとは。もう全て“尊い”」「気楽なエッセイだとばかり思ってたので、随分イメージ変わった」などのコメントが寄せられています。

第22話は「越前の出会い」。敦賀の松原客館に立ち寄り、宋人に迎えられたまひろと為時。浜辺に出かけたまひろは、そこで佇む周明(松下洸平)と出会います。越前国府に到着したものの、早々に激務で体調を崩した為時の前に医師として現れたのは……。宋に行ってみたいと興味津々だったまひろが、越前の地で宋人たちとどんな日々を過ごしていくのか注目です。

『光る君へ』あらすじバックナンバー

第20話
第19話
第18話
第17話
第16話

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

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