
この記事で「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。
(今回の質問)
使いかけの化粧品をメルカリで売りたいですが、商品説明で気をつけたいことはありますか?
(回答)
使いかけの化粧品なので、開封時期や使用期間、使用回数、残量などは書いておきましょう。また効果に関しては、その商品に書かれていないことを書くのはNGです
以下で詳しく解説していきます。
購入者が見るのは「残量」と「価格のバランス」
メルカリで化粧品を探しているユーザーは、中古品に抵抗を感じてしまう場合もあります。一方で、使いかけは価格が安くなることもあり、中古でも全く気にしないユーザーも少なくありません。そのようなユーザーが気にするのは、残量と価格のバランスです。そのため商品説明には、必ず残量を記載しましょう。それを元にしてユーザーは価格を計算し、購入するかどうかを決めていきます。中古の化粧品の場合、1プッシュ、2プッシュのみの使用であっても、定価の2〜3割安くなることもザラです。
残量はどうやって示す?
残量に関しては、容器が半透明で中身が透けて見えるならば、「おおよそ半分」などと残量を記載し、写真も掲載すると分かりやすいです。見えにくい場合には、残量の位置に輪ゴムなどをかけると、一目で分かりやすくなります。
初めて使ってみるユーザーからすれば分かりにくいかもしれません。しかしそのようなユーザーはお試し感覚なので価格を重視し、残量が少なくても価格が安い方を選ぶのではないかと思います。
使いかけの化粧品は、「商品説明の表現」にも注意
使いかけの化粧品は、使ったからこそ分かる効果もあると思いますが、商品の説明を記載する際には注意が必要です。一般的な化粧品(医薬部外品や薬用化粧品を除く)は、医薬品医療機器等法(薬機法)に定められた標ぼう可能な56個の効能効果を逸脱した表現が禁止されています。商品のパッケージなどに明確に記載されている効果であれば良いですが、例えば「シミが消えます」「シワがなくなります」などと書くことは違反行為となります。使いかけの化粧品を出品する際には、メーカー名、商品名、残量、使用期間や回数、開封時期などを淡々と書いた方が安心です。
また、万が一化粧品の色や匂いがおかしいと思った場合は、出品を避けましょう。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。