YouTuberのエミリンさんが5月14日、自身のYouTubeチャンネル「エミリンチャンネル」で動画を更新。『妊娠や出産について真剣に考えた結果、卵子凍結をすることにしたので全てお見せします』と題した動画を公開しました。
費用や経過を全て公開
30歳を迎えたエミリンさんは今後の人生を考え、「年齢の事とかも考えるとそろそろこれぐらいの時期にやっといた方がいいんじゃないか」と、人生初の卵子凍結に踏み切ったと語っています。
最初の診察では医師から、今後の流れや費用について説明を受け、血液検査を実施しました。生理1~3日の間から投薬や注射で卵巣に刺激を与え、できるだけ多くの卵子を育てていき、採卵後に卵子を凍結するという流れで、エミリンさんが受診した病院では低中刺激の場合、25万円。高刺激の場合は30万円かかるそう。また、初年度は凍結費用として卵子1個につき1万円が必要とのことです。
AMHが30歳平均より低かったものの……
生理が来てから2度目の診察で、エコー検査を受けたエミリンさん。前回の血液検査の結果から、卵子の個数の目安となるAMHという数値が2.41と30歳の平均値である4.02よりちょっと少ないと判明しました。しかし、エコーで卵巣を確認すると、20個弱の卵子が確認できたそう。朝晩の錠剤服用と、おなかにペンタイプの注射を自身で4日間にわたりで行い、卵子の成長を促進します。注射の痛みは、「注射ならではの痛みは少し弱いかな」「個人的には全然耐えられるレベル」とコメント。ただ、自身で注射しなければいけないストレスはあったとも話しました。
3回目の診察で、卵子の生育状況をエコーで確認。採卵日を決定し、同時に服用する薬や注射などの量を調整しました。エミリンさんによると、多忙だったため診察回数を最小限にしてもらった“特例”だったそうで、本来であればあと1~2回、経過観察の診察を挟むようです。
凍結できる成熟した卵子の数は……
そしていよいよ、採卵日。麻酔をかけて採卵したため、「全く痛みとかは無かった」と話しています。所要時間は約15分ほど。採れた卵子の数は15個で、この中から成熟した卵子9個が凍結保存されました。
動画では、実際に採卵中の様子やエコー画面なども映され、卵子を凍結するまでの過程も収められています。エミリンさんはこの動画を通して、「卵子凍結の情報が多く出ているわけではないので、リアルな様子を見てもらえたら」と語り、人生・キャリア・妊娠・出産には、「正解がない」「自分が納得いくように後悔しないように自分らしい人生を歩んでください」と、卵子凍結はあくまで選択肢の1つであることを視聴者に訴えています。
動画のコメント欄には、「自分もえみりんと同世代だからめちゃくちゃためになる」「経験して動画にしてくれるのが素晴らしい」「とても勇気のいる投稿」と称賛の声が上がったほか、「私も卵子凍結してみようかなと思いました!」と卵子凍結に前向きなコメントや、「私の場合、卵子20個とれましたが夫との受精で結局うまくいかず受精出来たのが1つでした」という経験者からの声も寄せられました。