【無印良品】「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」のコスパは? 家事のプロが正直レビュー

無印良品からトラベル用品として発売されている「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」。ワンタッチキャップタイプとスプレータイプの2種類を実際に使ってみた感想を正直にレビューします。

ポリエチレン吊るせる小分けボトル
無印良品「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」2種
コロナ禍以降、手指消毒のためにアルコール消毒液やジェルを持ち歩く人も増えましたね。100円ショップなどでもアルコールに対応したボトルが各種発売されています。

旅行用など小分けできる容器が得意な無印良品からは、「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」が2種類ラインアップ。今回は「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」を使ってみた感想を正直にレビューします。

容量は少なめだけど持ち運びしやすいサイズ感

「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」は、ワンタッチキャップとスプレータイプの2種類。いずれもアルコールに対応しており、容量はどちらも15ミリリットルと少なめです。無印良品の「日焼け止めミスト」50ミリリットルと比較すると、次の写真くらいの差があります。
サイズ比較
無印良品の「日焼け止めミスト」50ミリリットルとのサイズ比較
大容量なのはもちろんいいことですが、使用頻度がそれほど高くはなく、さっと使いたいものであれば、このくらいのポケットに入れても違和感のないコンパクトなサイズが便利なのかもしれません。

取り外しやすいけれど、取り付けづらいカラビナ

「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」の最大の特徴ともいえるのが、吊るせるという点。本体にカラビナが付いています。
取り付けづらいカラビナ 
「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」のカラビナ
横にずらすとカラビナが開くので、カバンのベルトなどに付けていてもすぐに取り外しができます。しかし、逆に取り付けるときはカラビナ自体があまり開かないので、取り付けづらさを感じました。

ここまでは2種類の共通点を紹介しました。続いて、それぞれの特徴について見ていきたいと思います。

広範囲噴射に便利なスプレータイプ

ポリエチレン吊るせる小分けボトル(スプレータイプ)
ポリエチレン吊るせる小分けボトル(スプレータイプ)税込290円
スプレータイプは税込290円です。スプレー部分のバネは押しやすい軽さで、細かい粒子で吹き出るので、日焼け止めやメイク直しミストなどの広範囲で均一に吹き出したいものに向いていそうです。

通常50ミリリットル以上のボトルで販売されていることの多い日焼け止めやメイク直しミストなどを使いきりサイズで持ち歩けるのは便利ですね。 
細かい霧がでるスプレーボトル
細かい霧がでるスプレーボトル

片手で開けられるワンタッチキャップ

ポリエチレン吊るせる小分けボトル(ワンタッチキャップ)
ポリエチレン吊るせる小分けボトル(ワンタッチキャップ) 税込190円
ワンタッチキャップタイプは税込で190円。スプレータイプよりも100円安いです。

一方がスプレータイプで液体を入れる用なので、こちらのワンタッチキャップはジェルを入れる用かなと思い、消毒用のジェルを入れようとしました。しかし、注ぎ口が小さいため、手持ちの消毒ジェルではいずれも直接入れることはできませんでした。

小さなじょうごを使って入れようと試みましたが、小さなじょうごの先端さえ入らず断念。竹串を伝わせてようやく消毒ジェルを入れることができました。
詰め替えづらい
穴が小さく詰め替えづらい

次は試しに中のジェルを出してみます。キャップはワンタッチで開閉するため、片手で開けることができ便利ですね。しかし、ボトル本体が固く、押し出すことができません。100円ショップの消毒ジェル用ボトルの柔らかさをイメージしていたので、あまりの固さに驚きました。

ワンタッチキャップで開閉しやすい
ワンタッチキャップで開閉しやすい
ボトルが硬い
ボトルが硬い

便利なグッズを販売している無印良品の商品でここまで不具合があるものなのかと思い、改めて公式Webページを確認してみたところ、そもそもジェル用という言葉はどこにもありませんでした。

それどころか、使用上の注意事項に「●以下のものには使用できません。有機溶剤、除光液、塩素を含む液体、香水、香料を含む液体、粒子を含む液体、粘度の高い液体。」という記載が見つかりました。

先入観でジェルを入れてみましたが、どうやら「粘度の高くない」液体向けだったようです。それであれば、注ぎ口が小さくても、ボトル自体が固くても問題なく使えそうです。むしろ頑丈さがあるので、持ち運びにはより適切だと思います。使用前に1度注意事項を確認することはとても大事ですね。

使い切り分を手軽に持ち歩けてコスパ抜群!

スプレータイプもワンタッチキャップも、各税込290円、190円という低価格でカラビナまでついているので、15ミリリットルという使い切り分を入れて持ち運ぶのに、使い勝手が良いアイテムです。コストパフォーマンスも十分ですね。

持ち歩きボトルの大きさに不便を感じている方は、無印良品の「ポリエチレン吊るせる小分けボトル」をチェックしてみてくださいね。
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