総務省統計局が公表した「世界の統計2024」によると、男女別のランキングでは日本女性の平均寿命は87歳で世界1位にランクインしています。
本記事では、総務省統計局が公表した「世界の統計2024」から「男性の平均寿命が長い国」ランキングを発表します。
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日本男性の平均寿命は「81歳」で世界2位!
男性の平均寿命ランキングでは、平均寿命「81歳」で同率2位に並んだのは、10カ国。日本もそのうちの1つです。日本は、男女総合では平均寿命84歳で世界1位を獲得。1955年に63.6歳だった日本男性の平均寿命は2013年に80歳を超え、約60年の間に16歳以上も寿命を延ばしています。「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指す「健康寿命」の男女別ランキングでは、日本男性の平均は73歳で世界1位を獲得。バランスの良い日本食を中心とした食生活や医療体制の充実、人間ドッグや健康診断の受診を促すなど健康意識を高めるような環境面も日本の平均寿命や健康寿命が高い要因と考えられているようです。
ちなみに、厚生労働省が公表している2020年時点での「都道府県別の平均寿命」では、男性で最も平均寿命が長い都道府県は82.73歳の滋賀県、2位は82.68歳の長野県でした。
平均寿命「81歳」で日本と同率2位の9カ国は?
男性の平均寿命「81歳」で日本と同率2位で並んだ国は、スペイン、シンガポール、イタリア、オーストラリア、イスラエル、アイスランド、スウェーデン、ルクセンブルク、ノルウェー。スペインは、女性ランキングでも平均寿命86歳で2位にランクインしています。10カ国中、大半をヨーロッパ圏の国が占める中、日本と同じアジアに属するシンガポールは、1957年は60.2歳だった平均寿命を順調に延ばし、2019年には日本を抜いて1位を獲得しています。「健康寿命」ランキングでも、男女平均は74歳で日本と並び、1位。国民の7割以上を中華系が占めるシンガポールでは、昔から薬膳料理など“医食同源”の考えに基づいた食文化が根付いている地域が多く、健康への意識が高いことも平均寿命が高い要因の1つと考えられています。
1位は、平均寿命82歳の「スイス」
1位は、男性の平均寿命が82歳のスイスでした。女性ランキングでも平均寿命85歳で、“長寿国”として知られています。ヨーロッパのほぼ中央に位置し、山に囲まれ自然豊かなスイスは、スキーやハイキングに興じる人たちの憧れの観光スポットでもあります。アメリカの調査会社ギャラップが全世界を対象に実施する世論調査をもとにランキングを作成する2024年版の「世界幸福度報告書」によると、スイスは9位。長年TOP10入りを果たす幸福度の高い国としても知られています。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。