「サブウェイで円安を感じた」アメリカ人男性が2カ月間の日本旅行で体感した、日本とアメリカの“差”

コロナ禍を経て、インバウンド需要は急速に回復しています。観光のため日本に2カ月間の旅行に訪れたアメリカ人男性に、日本とアメリカの違いを聞いてみました。

ロバート
取材に応じてくれたRさん(仮名)
日本政府観光局が2024年4月に発表した最新の統計によると、3月の訪日外客数は、308万1600人となり、単月として初めて300万人を超えました。新型コロナウイルス禍を経てインバウンド需要が復調したことから、街中で外国人観光客を目にする機会が増えた人も多いのではないでしょうか。

今回は、日本に観光で訪れている外国人に、日本に来て感じたことや出身国との違いなど、率直な感想を聞いてみました!

「日本では38都道府県を回ったことがあります」

お話をうかがったのは、2カ月間の旅行で日本に訪れていた、アメリカ・ミズーリ州出身のRさん(仮名)。

Rさんは、2023年の8月までJETプログラム(地方公共団体が諸外国の若者を地方公務員等として任用する事業)で、高知県に5年ほど住んでいたそう。今回の旅行は、高知県で外国語指導助手をしていたときに関わった生徒たちの卒業式への参列も兼ねていたのだとか。
四万十川(Rさん提供)
美しい四万十川(画像:Rさん提供)
「美しい景色を見たり、登山に出かけたりすることが好きで、日本では38都道府県を回ったことがあります。北海道や九州地方に行ったことはないのですが、行ってみたいですね。今回の旅では、広島県の生口島というところが素晴らしかった。あとは、高知県に行って四万十川を見たり、鎌倉(神奈川県)で大仏を見たり、兵庫県で神戸牛を食べたりしました」
神戸牛(Rさん提供)
兵庫県では神戸牛も楽しんだそう(画像:Rさん提供)
アクティブに日本を満喫しているRさん! 食事も観光も充実しており、満足した旅になっているようです。

「サブウェイの値段を見て『安いな』と」

そんなRさんに、日本にいて感じるアメリカとの違いについても聞いてみました。まずは、円安について。

「サブウェイの値段を見て『安いな』と思い、円安を感じましたね。あとは、今回の旅行ではクレジットカードでたくさん買い物をしたような気になっていましたが、実際に利用履歴を確認してみると、思っていたほど値段が上がっていたわけでもなかったことにも驚きました」

日本でもおなじみのサブウェイは、アメリカに本社を置くファーストフードチェーン。サンドイッチの値段の違いで、ダイレクトに円安を感じたのだそうです。

「日本の円安がどうというより、アメリカのインフレがとにかくすごい。物価がとにかく高いので、生活するうえで苦しさがあります」

アメリカは効率重視。日本は1つのことを丁寧に進める

さらに、日本とアメリカの生活習慣的な違いについても聞いてみると、こんな答えが。

「日本に来て思うことは、日本人は1つのタスクに集中して丁寧に作業を進める傾向がある、ということです。アメリカでは、とにかく効率を重視して複数のタスクを同時に進めるんですよ。例えば、マクドナルドのポテト1つとっても、日本は揚げるときの油をひんぱんに入れ替えて作っているので、味が全然違う!」

なるほど……。アメリカと日本では、どこに意識を置いて何を優先させるか、その考え方も違うのかもしれませんね。ちなみに、日本の食べ物だと、ほかにどんなものに衝撃を受けましたか?

「食べ物でいうと、すしは比べ物にならないですね! アメリカにはフィラデルフィアロールといったような、クリームチーズなどの具材も入った巻きずしがあるので。味が全然違います」

フィラデルフィアロールとは、スモークサーモンやクリームチーズを巻いたアメリカで親しまれているすしで、場合によっていろいろな具材を入れることもあるのだとか。日本のシンプルなすしとは、全く違う味わいのようです!
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