映画へとつながるストーリーが描かれるドラマ『からかい上手の高木さん』(TBS系)が2024年4月2日より放送をスタートしました。第6話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
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第6話のあらすじ
家族からフランス・パリへの引っ越しを伝えられた高木さん(月島琉衣)。クラスでいつも通りに男友達と腕相撲している西片(黒川想矢)を、いつも通りににこやかに見つめます。放課後の帰り道では、からかわれただけ腕立てをした成果かな、と西片をからかいます。ふと、くしゃみをする西片を「私と西片が付き合っているんじゃないかってうわさしてたりして」とからかう高木さん。動揺して「付き合ってないし!」と返す西片に、高木さんは真剣な表情で「じゃあ付き合う?」と大胆な提案をします。しかし、結局いつもどおりの“からかい”に。
卒業式当日。中井くん(川尻拓弥)から高木さんが3月いっぱいで引っ越す話を聞きます。しかもクラスメイトは男女問わずそのことを知っているようす。引っ越しに加え、その事実を自分だけが知らないことにもショックを受けます。
卒業式での合唱も無事に終え、教室へ椅子を運ぶふたり。その途中で、卒業生が第二ボタンを渡す姿を見かけます。自分が言われたら第二ボタンをあげる? と聞かれるも、欲しがる人はいないと答える西片。手を差し出し「ちょうだい」と言う高木さんに、「わかった、あげるよ」と素直に答える西片でしたが、「もらうね」と西片が持ち上げていた椅子を受け取ります。いつもどおりにからかわれ動揺する西片に、高木さんはようやく引っ越すことを伝えます。
帰り道。傘を持っていない高木さんは、西片の傘に一緒に入ります。濡れないようにと高木さん寄りに傘をさす西片。それに気づいた高木さんが一歩、西片に近づきます。
「なんで引っ越すことを俺に最初に伝えてくれなかったの」と思う西片でしたが、ついに言葉にすることはできず。雨音に耳を澄ます高木さんを見て、最後まで高木さんの前では絶対に悲しい顔をしない、今までどおり、いつもどおりでいようと誓うのでした。
オリジナルストーリーかと思いきや?
今週は、1巻の「傘」、7巻「教科書」、9巻「くしゃみ」、16巻「卒業式」などのエピソードが登場しました。高木さんの転校は原作になく、オリジナルストーリーになることも予想されましたが、多少の変更こそあれどこれまでどおり、ほぼ原作エピソードに準じた内容となっていました。X(旧Twitter)では、「二人ともかわいすぎるー おでこ触って熱を測りっこするなんて反則だぞー!」「『一緒に書き込んだ落書き』なんて一生ものの宝だよねぇ」「広い世界の中であまりにもちっぽけな2人というコントラスト。今回のこのラストの引きの画が儚くて泣いてしまう」などのコメントが寄せられています。
1つ1つの独立したエピソードでもほんわりと温かい気持ちになりますが、転校というキーワードも加わることで、さらに思い出深いものに感じられます。筆者一個人の意見としては、「ふたりはずっと一緒だから、結婚までいってもこの調子なんだ!」という気持ちもないわけではないのですが、これはこれとして良い演出だとも思っており、劇場版への期待が大きく膨らんでいます。等身大でふたりを演じた月島さんと黒川さんから、劇場版の永野さんと高橋さんによってどのように演じられるのか、本当に楽しみです。
7話は終業式。高木さんにとっては島内での最後の登校日となります。全8話とのことなのでストーリーはどんどん佳境に、そして映画への導線も多く敷かれていくのだろうと思います。実写化によるストーリー改変は疎まれがちですが、原作エピソードを丁寧に描いている本作がどのように劇場版へとつながり、また劇場版ではどのように描かれるのか、見逃せませんね。
『からかい上手の高木さん』あらすじバックナンバー
・第5話・第4話
・第3話
・第2話
・第1話