「キャベツ」の生産量が多い国ランキング! 2位に2400万トンもの大差をつけた1位は?

「キャベツ」の生産量が多い国ランキング! 日本でも家庭料理から外食にいたるまで、1年を通して欠かせない野菜となっている「キャベツ」。総務省統計局「世界の統計2024」 から、最新のランキングを発表します。

「キャベツ」の生産量が多い国ランキング
「キャベツ」の生産量が多い国ランキング
キャベツは、サラダや炒め物、煮物など、さまざまな方法で調理され、日本人の食卓に欠かせない野菜の1つとなっています。総務省統計局が公表している「世界の統計2024」から、国別「キャベツ」の生産量ランキングを発表します。

>15位までのランキング結果を見る

2位:インド(956万トン)

2位は、インドでした。日本には輸入されていないため、インド産のキャベツはあまりなじみのないものですが、インド料理のレストランでは必ずと言っていいほどキャベツを目にすることでしょう。インドの漬物である「アチャール」や野菜の炒め煮「サブジ」「ポリヤル」など、インドの家庭料理では定番の副菜として、さまざまな調理方法でキャベツが日常的に食べられています。

インドは宗教的な理由からも、ヴィーガンやベジタリアンなどの菜食主義者の人口比率は、2023年時点で約25%を占め、世界的に最も多いといわれています。単純に計算すると、人口約14億4170万人のうち約3億6000万人以上の人が菜食主義ということになります。

1位:中国(3448万トン)

1位は、中国でした。山東省、河北省、河南省、四川省などを中心に栽培され、キャベツの作付面積は、中国全土で約40万ヘクタールといわれています。これは、日本の滋賀県の面積(40万1700ヘクタール)に匹敵する広さです。

ベトナムやマレーシアをはじめ、香港、タイ、日本など多くの国へ輸出され、日本では中国産キャベツが日本での輸入生鮮キャベツの9割以上を占めています。業務用などとしても幅広く使用されるほか、国内生産のキャベツの量が少ない時期や不作の時期などの国内需給の調整弁として、日本にとっても欠かせない役割を担っています。

この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。
次ページ
15位までのランキング結果を見る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】