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2位:インド(956万トン)
2位は、インドでした。日本には輸入されていないため、インド産のキャベツはあまりなじみのないものですが、インド料理のレストランでは必ずと言っていいほどキャベツを目にすることでしょう。インドの漬物である「アチャール」や野菜の炒め煮「サブジ」「ポリヤル」など、インドの家庭料理では定番の副菜として、さまざまな調理方法でキャベツが日常的に食べられています。インドは宗教的な理由からも、ヴィーガンやベジタリアンなどの菜食主義者の人口比率は、2023年時点で約25%を占め、世界的に最も多いといわれています。単純に計算すると、人口約14億4170万人のうち約3億6000万人以上の人が菜食主義ということになります。
1位:中国(3448万トン)
1位は、中国でした。山東省、河北省、河南省、四川省などを中心に栽培され、キャベツの作付面積は、中国全土で約40万ヘクタールといわれています。これは、日本の滋賀県の面積(40万1700ヘクタール)に匹敵する広さです。ベトナムやマレーシアをはじめ、香港、タイ、日本など多くの国へ輸出され、日本では中国産キャベツが日本での輸入生鮮キャベツの9割以上を占めています。業務用などとしても幅広く使用されるほか、国内生産のキャベツの量が少ない時期や不作の時期などの国内需給の調整弁として、日本にとっても欠かせない役割を担っています。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。