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2位:中国(1172万4000トン)
2位は、中国でした。世界全体で、赤道を挟んで南緯30度から北緯30度の間に位置する「バナナベルト地帯」と呼ばれる、熱帯から亜熱帯の高温多湿の地域で多くのバナナが栽培されています。中国では、広い国土の中でも、主にこのバナナベルトに位置する、広東省や四川省などを中心に栽培されています。バナナの生産量が世界2位を誇りますが、約14億2520万人(「世界人口白書2024」/国際連合人口基金(UNFPA))の人口を抱える中国では、国内でのバナナ人気と需要に追いつかず、フィリピンやベトナム、カンボジアなど国外からもバナナを輸入しています。中国のバナナの輸入量は、世界の輸入量の約10%を占めています。
1位:インド(3306万2000トン)
1位は、インドでした。日本でよく食べられているバナナの産地、フィリピンやエクアドルもバナナベルト地帯に属していますが、インドも広い国土全体がすっぽりバナナベルト地帯に収まっています。2023年に初めて世界一の人口となったインド。最新の「世界人口白書2024」(国際連合人口基金(UNFPA))では、人口が約14億4170万人と発表されています。そのインドでは、生食としてだけでなく、料理に使われる「調理用バナナ」など日常の食生活に欠かせない食材として、生産されたバナナは自国消費量が大半を占めています。近年では、インドで栽培されるバナナの品質向上などにより、中東やアフリカ諸国への輸出量も増加しています。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。