赤楚衛二さんが巨大病院と闘う記者役で主演する連続ドラマ『Re:リベンジ』(フジテレビ系)が4月11日より放送スタートしました。第1話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第1話のあらすじ
天堂海斗(赤楚衛二)は記者として多忙を極める中、恋人の朝比奈陽月(芳根京子)にプロポーズをしようとしていたが、天堂記念病院の理事長をしている父・智信(光石研)が倒れ、それどころではなくなってしまいます。母が亡くなってから婿養子である父は理事長の椅子を守るために変わってしまい、権力争いばかりする天堂家に嫌気がさしていた海斗は、医学部を辞めて父とも疎遠になっていました。
見舞いに訪れた海斗は、理事長秘書の高村実(利重剛)から、智信が海斗を病院理事に就任させ新プロジェクトを任せたいと考えていたことを聞かされます。強く拒絶する海斗。一方、海斗の伯母であり院長の天堂市子(余貴美子)は息子・佑馬(青木柚)に後継させたいと企んでいます。
そんな中、心臓病を患っている妹・美咲(白山乃愛)の面倒を見ながら天堂記念病院で看護師として働く陽月の病棟へ、新任の医師・大友郁弥(錦戸亮)がやって来ます。以前の病院では多くの実績を残した心臓血管外科の名医だという大友に興味を惹かれる陽月。妹思いの陽月は、父と折り合いが悪い海斗と家族観を巡って口論になってしまいます。
陽月に会ってほしいと伝えるため再び父を見舞う海斗。新プロジェクトの話をされうんざりした海斗は怒りをぶつけ退室。しかし、同僚の木下紗耶(三上愛)から智信のインタビュー記事を読まされ、父の本当の思いを知ることに。智信は幼い頃に心臓の難病を抱えていた海斗との約束を果たすため、小児の心臓病に特化した新病棟を作ろうとしていたのでした。
しかし智信が急死。謝れないまま別れることになったことを悔やむ海斗は、葬儀でのあいさつすら権力争いの道具にする市子に激高。気を落ち着けて葬儀に戻ろうとする間、何者かに襲われてしまいます。葬儀の後、誰も海斗と連絡がとれなくなる中、市子が院長と理事長を兼任することに。一方、天堂記念病院会長・天堂皇市郎(笹野高史)は、新プロジェクトの担当者として大友医師を推薦して――。
全員が闇を抱えていそうなダークさに心躍る
大病院の権力闘争というクラシックなテーマがベースの、野心と復讐心が入り乱れるサスペンスらしく、登場人物たちがひそかに抱える思惑が垣間見えた第1話。病院をわが物にしたい市子を演じる余貴美子さんが魅せるダークな表情や、謎の医師・大友を演じる錦戸亮さんのニヒルな笑み、腹に一物抱えていそうな陽月を演じる芳根京子さんが刹那(せつな)に見せる意味深長な表情など、俳優陣の高い演技力が印象的でした。
X(旧Twitter)では、「怒涛の展開で一気に物語に惹き込まれた!」「内に秘めた思いを爆発させる赤楚さんとてもいいし、今回の光石さんは良いお父さんだったな…錦戸さんの得体の知れない不気味さも良い」「芳根京子はただの彼女じゃなさそう、良い!」「誰が黒だか全然分からない。みんな怪しい。みんな闇だらけ」など、今後の展開に期待する声が殺到しています。
第2話では、何者かに襲われ意識を失った海斗が山奥の診療所で目を覚ますも、すでに5カ月の時が経過。勤め先の出版社も解雇され、恋人・陽月にも今さら取り合ってもらえず。全てを失った海斗がどのように復讐劇を開始していくのか注目です。
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。