日本のお土産として定番になりつつあるのが、コンビニグルメやお菓子。安価で手に入りやすく、種類も豊富なことから、多くの外国人観光客からの関心を集めています。では、日本に在住して長い外国人は、どんな日本の食べ物に親近感を覚えるのでしょうか? 実際に聞いてみました!
「氷なし」でビールを飲むことに違和感!?
今回お話をうかがったのは、タイ・ウボンラーチャターニー出身のNさん(仮名)です。日本に在住して約13年だというNさんは、日本にある外国人向けの日本語学校での職員、特定技能外国人人材紹介などの仕事を経験したのち、現在は外国人向けメディアの編集者として、情報発信の業務に従事しています。そんなNさんに、出身国のタイと日本を比較して、文化や慣習の違いを感じるのはどんなところなのかを尋ねてみました。
「そうですね、たくさんありますが……お酒の飲み方には違いを感じるかもしれません。実はタイでは、ビールに氷を入れて飲むのがふつうなんです。なので、日本に来てから氷なしでビールを飲むことに、違和感を覚えることがあります。日本に来る前にその違いについては知っていたんですけど、なんだか慣れなくて(笑)」
「あと、日本のお酒は甘いものが多いですね。サントリーの『ほろよい』など、甘いお酒の種類が幅広くて驚きました。というのも、タイには苦いお酒が多かったんです。今ではタイにもいろんなお酒が増えているのかもしれませんが、私がタイにいた当時は、ウイスキーかビールしか飲んだことがなかったかもしれません。日本に来てから初めてサワーを飲みました」
日本に来て間もない頃、居酒屋で飲んだサワーに衝撃を受けたのだそう。ビールもサワーも、「今では慣れました」とほほ笑んでくれました。
コンビニパンは「日本の方がおいしい」
そんなNさんに、好きな日本のコンビニグルメやお菓子を聞いてみました。「私が好きなのは、メロンパンです。表面にかかっている砂糖がザクザクしていてとてもおいしい。メロンパンは日本生まれのパンだと思うのですが、どこで食べてもあまりはずれがなくて、気に入っています」
「はい、ラインアップはあまり日本と変わらないですね。パンもありますし、おにぎりも少しあります。ですが、パンは確実に日本のコンビニの方がおいしいです。生地がもちもちしていて、食べやすいですね」
ほかにも、好きなお菓子はあるのでしょうか?
「東ハトのキャラメルコーンが好きですね。まず、袋を開けた瞬間にいい香りで……! 実は、普段あまり甘いものを食べないのですが、キャラメルコーンはとても好きです!」
お酒の飲み方やコンビニの好きな商品など、日本とタイの特徴をそれぞれ楽しそうに教えてくれたNさん。これから日本に訪れる外国人観光客にも、日本のグルメの魅力を知ってもらいたいですね!