「All About」デジタル・白物家電ガイドのコヤマタカヒロが回答します。
(今回の質問)
1人暮らしをこれから始めます。洗濯機はドラム式と縦型どちらがよいですか?
(回答)
洗濯を干す作業をしたくないならドラム式ですが、基本は縦型がおすすめです。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
シンプルで使い勝手のよい「縦型」
洗濯機を選ぶときには、「縦型」「ドラム式」、「洗濯機」「洗濯乾燥機」と、いくつかの選択肢があります。このうち、価格を重視して選ぶ場合、縦型の洗濯機になるでしょう。シンプルな使い勝手で、低価格で購入できます。縦型洗濯機のデメリットは、ドラム式洗濯機と比べて使う水の量が多く、水道代がかかること。また、こすり洗いのため、衣類が傷みやすく、デリケートな衣類には向きません。加えて、縦型の洗濯乾燥機の場合、乾燥性能はドラム式の洗濯乾燥機に大きく劣ります。
乾燥を重視した「ドラム式」
「ドラム式」は洗濯槽が横向きになっており叩き洗いする仕組み。洗濯よりも乾燥機能を重視した構造となっています。一部に乾燥機能がないドラム式の洗濯機もありますが、ドラム式はほとんどが洗濯乾燥機です。一方、ドラム式洗濯乾燥機は本体サイズが大きいため、1人暮らしのアパートなどには設置できない場合があります。どうしてもドラム式を置きたい場合、事前に設置場所と搬入路のサイズを測っておきましょう。また、ドラム式は本体価格が高い点もデメリット。洗濯物の途中追加もできません。
コストやスペースを考えれば「縦型」がおすすめ
コストや設置スペースのことを考えると1人暮らしには縦型の洗濯機がおすすめです。デリケートな衣類が多い場合や、洗濯物を干す場所や時間がないならドラム式洗濯乾燥機も選択肢に。ただし、洗濯乾燥機の乾燥容量は洗濯容量の半分強となるため、できるだけ大きいサイズの洗濯乾燥機を選ぶ必要があります。実際に設置できるかどうかチェックしておきましょう。この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。