そんなスマホの買い替えについて、「All About」携帯電話・スマートフォンガイドの太田百合子が解説します。
(今回の質問)
スマホの買い替えは3月がお得と聞きましたが本当ですか?
(回答)
3月はスマホの買い換えが最も多くなる商戦期。さまざまなキャンペーンを活用すればお得に買い物できる可能性大ですが、同時に中古スマホの在庫も豊富になる時期なので、あわせてチェックするといいでしょう。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
スマホの買い替えは3月がお得!
3月は多くの企業にとって決算期であると同時に、日本では進学や就職などでさまざまな商品の購入需要が高まる時期でもあります。企業は決算前に在庫を吐き出したい、消費者は新生活に向けた商品が欲しいと、両者のニーズが合致するため、一般にいろいろな商品がお得に買えるシーズンだと言えるでしょう。スマホも同様に1年で最も買い替えの需要が高まるタイミングなので、キャリアやメーカー、販売店がさまざまなキャンペーンを展開していることが多いです。こうしたキャンペーンをうまく活用すれば、普段よりもお得な買い物ができるかもしれません。
また買い換えが活発になるということは、新製品だけでなく中古市場もにぎわうということです。在庫が豊富に選べるという意味では、中古も買いやすい時期だと言えるでしょう。
スマホの平均使用年数は年々増加
では、スマホはどのくらいのサイクルで買い換えればいいのでしょうか。円安に加えて端末の割引ルールが改正されて、投げ売りが難しくなっていることもあり、スマホはますます高価なものになってきています。2023年3月に実施された内閣府の「消費動向調査」によれば、スマホ(携帯電話)の平均使用年数は4.5年。10年前(2013年)の同じ調査では3.3年だったので、買い換えのサイクルが年々長くなってきていることが分かります。
あわせてメーカーによるOSアップデートなどのサポート期間も長くなってきています。一方でキャリアが提供する購入プログラムは、短いもので1年、長いものでも2年で端末を返却することが前提に。1年後または2年後の端末の下取り価格を見越して、割賦払いを一定期間支払い後、返却(下取り)することで残債が免除されるしくみです。
つまりスマホが高いから長く使うという考え方もできるし、中古市場で人気の端末を、価格の高い新しいうちに下取りに出し、それを原資にどんどん新しい端末に乗り換えていくという考え方もできるということ。どちらも間違いではありません。
この記事の筆者:太田 百合子
3度の食事と同じくらい、デジタルガジェットが大好物なスマホ女史ライター。あれこれ自腹買いして試した知識と経験をもとに、デジタルが苦手という女性や初心者の方にもわかりやすく、スマートフォン・タブレットの選び方・楽しみ方を紹介します。
3度の食事と同じくらい、デジタルガジェットが大好物なスマホ女史ライター。あれこれ自腹買いして試した知識と経験をもとに、デジタルが苦手という女性や初心者の方にもわかりやすく、スマートフォン・タブレットの選び方・楽しみ方を紹介します。