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第7話のあらすじ
再び家族4人で食卓を囲むことができた沖田家。息子の翔(城桧吏)は将来やりたいことが見つかった、と母の美香(富田靖子)と姉の萌(大原梓)に打ち明けます。その夢とは、メイクを勉強するために美容専門学校へ進学すること。そのためには高校卒業資格が必要となり、翔は再び登校することを決意します。一方、沖田家の大黒柱である誠(原田泰造)は、所属する営業戦略室に昭和世代の先輩・古池正則(渡辺哲)がやって来たことで一変した職場の雰囲気にひと苦労。部下たちは、古池の凝り固まった偏見による言動から、ストレスをため込んでいきます。
その頃、誠の年の離れた友人・大地(中島颯太)は、恋人の円(東啓介)が獣医師の夢を諦めようとしていることを知ります。その訳を尋ねると、円は獣医師にならなければ地元に帰る必要がなくなるからと答え、大地は自分を責めます。そのことを大地から打ち明けられた誠は、「大地も円も、それぞれがお互いに力を与えている存在なんじゃないか」と伝えます。
自分にとって、その存在は美香だと再確認した誠。毎朝、自分が気付かないうちに起きて家のことをしてくれている美香に、誠は感謝の気持ちとともに、サプライズプレゼントとして家族で協力して取った人気アイドルのコンサートチケットを渡します。思いがけないプレゼントに大喜びの美香でしたが、どこか浮かない様子で……。それは、夢を見つけた翔の将来に掛かる金額を考えての後ろめたさだったのです。
一方の翔は、野球部仲間だった長谷川(坂上翔麻)から呼び出され、ゲイなのかと問われます。突然の質問に、言葉に詰まる翔でしたが、「僕は初恋もまだで、女の人を好きになるか男の人を好きになるかは予測できない」と答えます。
そんな翔の気持ちもつゆ知らず、再び香梨奈と談笑する翔の姿を見つけた誠は、2人の関係を詮索するような話をして、翔を怒らせてしまうのです――。
今後の見どころとSNSでの反響
第7話は、翔や大地、そして古池の再登場によってかき乱される職場の空気と、さまざまな悩みが誠を取り巻く回となりました。エンディングの翔がこれまで胸に秘めていた思いを爆発させるシーンには、考えさせられた人も多かったのではないでしょうか。放送を終えて、X(旧Twitter)では「翔くんは悩みは尽きないけど前に進んでる。アセクシャルとかもあるのかなぁ。みんながみんな恋愛脳じゃないよね」「ふたりで仲良くしてるってだけで付き合ってるとかどうとか言われるのは嫌だ。窮屈って言葉が翔らしい」などの声が寄せられています。
2月24日放送の第8話は、お祭りを舞台に誠と翔、大地、そして円の関係が進展していく模様。さらに、まさかの“古池メイン回”という触れ込みもあり、どんな展開になるのか期待が高まります!
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』あらすじバックナンバー
・第6話・第5話
・第4話
・第3話
・第2話
・第1話
この記事の筆者:柿崎 真英 プロフィール
2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを持つ。現在はローカルメディアでの活動を中心に、エンタメ・トレンド記事なども執筆。