「All About」結婚ガイドの森川さゆりが回答します。
(今回の質問)
友人の結婚式を欠席するのですが、招待状の返信はどのようにすればよいでしょうか?
(回答)
結婚式を欠席する場合は、すぐに電話かメール! そのあと1週間後を目安に返信はがきを出しましょう。欠席の理由を伝える際は、招待してくれた相手が気分を害さないような言い方を工夫して。
出席できない場合は、返信の前に電話かメールを
せっかくご招待いただいたのに、どうしても出席できない場合は、欠席することをできるだけ早く2人に伝えることが重要です。かと言って、すぐに欠席はがきを送るのは行く気がまったくないようにも取られかねません。はがきを出す前に、電話かメールで伝えるようにしましょう。結婚式の招待人数は限られているので、欠席が早く分かれば調整できるので、相手も助かります。招待状が届いたら、一刻も早く連絡することが相手に対する思いやりです。まずは電話かメールで、招待のお礼と出席できないこと、残念な気持ちを伝えましょう。出席できない理由は、それならばやむを得ないと誰もが思える内容ならば、はっきり伝えた方が互いにすっきりします。前から決まっていた出張が入っている、身内の結婚式や家族の行事がある、妊娠しているからなどの場合は伝えてもかまいませんが、あえて伝えずにぼかした方がいい場合もあります。
・ほかの友人の結婚式と重なった
・プライベートな旅行にいく
・病気で体調が悪い
・喪中
・経済的に厳しい
などです。
おめでたいことに水を差すような理由は「やむを得ない事情で」とぼかすのがマナー。「私たちの結婚式より、そっちが大事なの?」と思わせてしまうような理由であれば、今後の関係を考えて具体的には言わないという選択肢もあります。2人にとっては一生に一度の晴れの舞台、人生の最優先事項なのですから。逆の立場だったらどう思うか、考えて行動しましょう。
招待状の返信はがきは1週間後に送りましょう
返信はがきは電話やメールで連絡してから1週間ほどを目安に送りましょう。「御出席」を二重線で消し、「御欠席」の「御」を二重線で消し、「欠席」の文字を丸で囲みます。欠席の前に「残念ながら」と書き添えるとより丁寧な印象になります。また、その下に、お祝いのメッセージを一言添えましょう。「ご結婚おめでとうございます あいにくやむを得ない事情で出席することができません お二人の末永いお幸せをお祈りしております」などと書き添えるのがおすすめ。親しい友人であれば、「ドレス姿のお写真見せてくださいね」「落ち着いたら新居にお祝いに伺わせてください」など、かしこまりすぎない文章の方が親近感があって好印象です。
メッセージを書く際に注意した方がいいのは、「、」「。」などの句読点を付けないこと。「切る」「区切り」の意味のある句読点は、お祝い事には縁起が悪いとされているので、付けないのがマナーです。
この記事の筆者:森川 さゆり
結婚情報誌「ゼクシィ」編集長に就任後、「All About」編集長に就任。 現在、メディアプランナーとして活躍中。これまでの経験を活かし、旅行メディアや結婚メディアに関する執筆、メディアプランニングを行う。
結婚情報誌「ゼクシィ」編集長に就任後、「All About」編集長に就任。 現在、メディアプランナーとして活躍中。これまでの経験を活かし、旅行メディアや結婚メディアに関する執筆、メディアプランニングを行う。