永野芽郁さん、山田裕貴さんが共演するドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。1月29日に放送された第4話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第4話のあらすじ
太陽(山田裕貴)からの告白を「好きな人がいる」と断った雨(永野芽郁)。まさかフラれると思っていなかった太陽の妹・春陽(出口夏希)は雨の家を訪れ、兄にもう一度チャンスをあげてほしいと懇願。雨は高校卒業間近、一度だけ太陽に想いを伝えようとしたことがあったものの、春陽に「兄の夢の邪魔をしないで」と言われ、告白もせず会いもせずに上京した過去が。春陽はそれを後悔し、2人の幸せを応援しようと奔走していました。
太陽とデートすることを承諾した雨。しかし、思いきり嫌われて太陽に自分を諦めさせようと考え、司(白洲迅)を同行させます。司には太陽の命と引き換えに五感を失う“奇跡”を“珍しい病気”だと説明。太陽のことが好きだから、五感を失う自分は彼の邪魔をしないように目の前からいなくなるのだと打ち明けていました。
太陽を諦めさせるために、自分と付き合うフリをしてほしいと頼む雨。事情を知る司は了承しつつも、「未来に後悔を残すべきじゃない」と、太陽との時間を楽しむよう説得。一方の太陽は、5分だけ待っててと自分のジャケットを雨に渡し、思い出のマーガレットの花束を買って持ってきます。太陽のジャケットからはあの頃の記憶と同じ、花火のにおいが漂ってきました。
「観覧車に一緒に乗ってほしい」という太陽。雨はマーガレットの花占いで乗ることに決めます。観覧車の中で、司と付き合うことになったと話す雨。司のどこが好きなのかと聞かれると、太陽に対して抱く想いをそのまま口にします。「何度生まれ変わっても、私はずっと、好き」――狂おしいほどの想いを聞いた太陽は、「俺だったらよかったのにって、悔しいけど、そう思っちゃうよ……」と言いつつも涙ながらに祝福します。
別れ際、赤い傘を返す雨。2人の約束を今日で終わりにして、会うのも最後にしよう、「私のこと、もう忘れて」と伝えます。高校時代に太陽と乗りたかった観覧車に乗り、ジャケットからはかつてもらい損ねた“第2ボタン”をこっそり拝借していた雨。青春の香りがするマーガレットの花束を抱きながら、嗅覚が失われる時間が訪れました。味覚と嗅覚を失った雨は案内人・日下(斎藤工)の助言どおり、五感すべてを失うことを祖母・雪乃(余貴美子)に打ち明けようと帰宅。すると、そこには腰を押さえてうめく雪乃の姿が――。
切なすぎる雨の“告白”シーンに大号泣
雨とデートができると喜んだのも束の間、司とうまくいくように応援してほしいと言われた太陽。つっけんどんな雨の仕打ちに戸惑いながらも懸命に雨を思う姿が心苦しいです。さらに、太陽が自分自身に向けられた言葉だとは知りようもない雨の“告白”を受け止めるシーンは、思わず目を背けたくなるほどの切なさに満ちていました。
X(旧Twitter)では、「観覧車大号泣死」「近年のドラマの中で最も悲しい1話だったと言っても過言ではない」「“羨ましいなぁ、(その相手が)俺だったらよかったのに”の太陽くんと嗅覚タイムリミットで流れる宇多田ヒカル主題歌で滝のように泣いた」「司のどこが好きって聞かれて答えた言葉全てが太陽に向けての言葉なのマジでツレェよ…」「もう太陽くん可哀想すぎて泣きそ…」「雨ちゃんせっかく太陽くん助けたのに、それじゃ雨ちゃんが死ぬ前に太陽くんの心を壊してしまうよ」などのコメントが寄せられています。
五感全てを失えば、24時間365日の介護が必要になる――雪乃に打ち明けようとするも、彼女がガンで余命少ない事実を知りショックを受ける雨。第5話では、次に失うのは「触覚」と判明。一方、太陽は父・陽平(遠藤憲一)から、フラれた男ができることは3つだけだとアドバイスを受け……。雨の秘密に太陽がいつ気づくのかも気になるところ。終着点が予測不可能な本作、物語がどう展開していくのか目が離せません。
『君が心をくれたから』あらすじバックナンバー
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。