ここがヘンだよ、ニッポン企業 第23回

石田ゆり子も炎上! 緊急時の「動物愛護メッセージ」で絶対発信してはいけない“3つのNGワード”とは

ペットの航空機への持ち込みを巡り、俳優の石田ゆり子さんがSNSに投稿したコメントが炎上した。なぜここまで叩かれるに至ったのか。彼女が使ってしまった“3つのNGワード”を紹介しよう。

石田ゆり子さんはどうすればよかったか

では、石田さんはどうすればよかったか。「客室へのペット持ち込みはできないか」という問題提起が目的だったら、「権利」とか「家族」という言葉は控えて、これくらいのメッセージでもよかったのではないか。
 
「人命優先というのは大前提ですが、貨物扱いされている犬の命も救えるような仕組みはないものでしょうか」
 
いずれにせよ、人は災害や事故の時には感情的になるので、冷静で建設的な議論はできない。社会的立場のある人や企業が「動物愛護メッセージ」を出したい時は、今回のような緊急時は避けるべきだ。
最初から読む
この記事の筆者:窪田 順生
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経てノンフィクションライター。また、報道対策アドバイザーとしても、これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行っている。
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』が戦争アニメ映画の金字塔となった3つの理由。なぜ「PG12指定」なのか

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    「まるでペットのようだったのに…」Suicaペンギン卒業で始まるロス。リュック、Tシャツ…愛用者の嘆き

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「空の絶対権威」には逆らえない!? JALの機長飲酒問題に思う、日本はなぜ「酔い」に甘いのか

  • 世界を知れば日本が見える

    【解説】参政党躍進に“ロシア系bot”疑惑、証拠なく“自民党の情報操作”との見方も