All About ニュース編集部は、2023年12月20～29日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、神奈川県横浜市栄区在住・50代女性のエピソードを紹介します。
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回答者のプロフィール＆実家の状況
回答者本人：50代女性在住：神奈川県横浜市栄区
同居人数：母親、自分
世帯年収：母親不明、自分0円
実家の間取り：2LDK
職業：無職
生活費や貯金額は？
実家に入れている生活費：0円交際費：不明
毎月のお小遣い：1万円
毎月の貯金額：0円
貯金総額：5万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編（2023年）」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は18万2527円です。そのうち、住居費の平均は3万2301円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた15万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
回答者に、実家を出る予定について聞くと「ないです。実家にいても苦しいのに出たらもっと苦しいのはまいか繰り返しなので出ません」と話し、恋愛・結婚願望については「全くないです。いい思い出もないのでね」と回答してくれました。
過去に1人暮らしをするも「体調面なども徐々におかしくなって」
高校卒業とともに1度実家を離れたと話す回答者。なぜ現在は実家暮らしへ戻ったのかを尋ねると「高校生時代に一度自宅から出ていて、それが余りいい暮らしでもなかったし、体調面なども徐々におかしくなって何しても色んな事ありすぎて自宅に戻ってきました」と、これまでの経緯を説明。さらに「階段から落ちてから戻ってきました。体調面と仕事面にさし使う為、仕事を辞めて自宅での生活に変えました」と、健康面の問題から実家へ戻り、さらには仕事も辞めたことも告白してくれました。
回答者にとっては、1人暮らしをしていた経験がよかったと感じられるものではなく、体調面も気遣って実家へ戻ってきたことが分かりました。
体調が悪く「中々外に出て働きに出る事はできません」
また、実家での生活の悩みについて尋ねると、「自分の体調がかなりつらいことです。眩暈などいろんな面で中々外に出て働きに出る事はできませんが、何とか病院への通院は必ずいってます。眩暈などが酷い時や、動く事が出来なくなった時はタクシーを呼んで行ったりしています」と話し、体調面の苦悩について詳しく語ってくれました。さらに経済的な悩みも抱えているそうで、「実家暮らしでは、何とか貯金を下ろしたり親から1万をもらえるので助かってます」と、胸の内を明かしました。
また、日々取り組んでいることとして「『クラウドワークス』でタスク案件をやって見たり、他にも独自でnoteサイトに日記を書いたり、『WordPress』などにブログをつけている１日の過ごしていますね。お金になるかと言われるとそれは分かりませんがかいてます。他YouTubeなどを見て自分も作れる用にする為に学んでいるところです。具合が悪い時は丸々１日だめにする事もありますが、今のところは起き上がってPCに向かって打ってるので大丈夫です」と話し、在宅でできる仕事を探している現状についても話してくれました。
健康面の問題で実家生活を続けており、経済的にも厳しいと感じている回答者ですが、一方で病気を受け入れつつも自分なりに現状を打破するよう試みていることがうかがえます。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者：鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。
