「All About」ノートパソコンガイドの上倉賢が解説していきます。
(今回の質問)
パソコンが青い画面になりました。壊れかけているって本当ですか?
(回答)
Windowsパソコンのブルースクリーンは、一般的に何らかの問題によってエラーメッセージが表示されている状態です。ソフトの一時的なバグの事もあれば、ハードウェアの故障からくるエラーの場合もあり、その内容をしっかり確認して対策をしましょう。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
「ブルースクリーン」の原因究明は困難?
WindowsのブルースクリーンはBSoD(Blue Screen of Death)とも言われているエラーメッセージで、その画面内に何の問題が発生しているかのエラーメッセージが表示されています。エラーメッセージを読めば、分かる人には何の問題が発生しているかは分かるので、メッセージの内容が分かるように画面を撮影しておくと何かの役に立つかもしれません。ですが、一般的にはこの内容は専門的すぎて、その情報から検索しても原因の究明は難しいです。
ブルースクリーンは一般的にOSや、ハードウェアの何らかの問題、ソフトウェアのバグが発生した場合などに表示される事がほとんど。たまたま表示されただけなら一時的な問題で、再起動したら改善する場合もありますし、ソフトウェアやハードウェア上の固有の問題の場合には、同じような操作をしたときに毎回この状態になる場合もあります。
ブルースクリーンを繰り返してしまう……どうすれば?
毎回同じようなタイミングでブルースクリーンが発生する場合、ソフトウェアやデバイスドライバなどのアップデートを試してみましょう。接続している周辺機器が問題の場合もあるので、それらを取り外してみることも有効なことがあります。仮にソフトウェア上の不具合が原因の場合、上記のようなアップデートで改善することが多いです。このようなアップデートを定期的に行うことは、ブルースクリーンを出さないようにする事前の対策としても有効となります。一方、OSに何らかの問題が発生している場合は、OSの初期化などが必要になる場合もあります。
OSの再インストール、各種アップデートなどを行っても改善しない場合は、ハードウェア上の問題のことも。このようなエラーが頻繁に発生している場合、各種アップデートの前にデータのバックアップをしっかり取って、急にパソコン自体が動作しなくなる事に備えましょう。
その上で、各種対応を行っても改善しない場合には、パソコンメーカーのサポートに対処方法を相談することになります。最近のパソコンは故障しているかの自己診断プログラムがあるので、それらを使ってハードウェアの問題を自分で確認も可能です。詳細はパソコン毎に異なるので、根本的な解決はパソコンメーカーのサポートに相談してみてください。
この記事の筆者:上倉 賢
PC(パソコン)のニュースサイトがほとんどなかった10数年以上も前から、個人でノートパソコンに関する情報をWebで発信し続けている。それをきっかけに、現在はノートパソコン専門ライターとして活躍。新聞や雑誌などでもノートパソコン選びの執筆を行っている。
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