チャンネル登録者150万人超えのYouTuber・瀬戸弘司さんが1月12日、自身のYouTubeチャンネル「瀬戸弘司 / Koji Seto」で動画を更新。石川県珠洲市在住の親族が、「令和6年能登半島地震」で被災していたことをファンに報告しました。
母方の実家が被災
瀬戸さんは「私の母親の実家がですね、珠洲市にありまして」と切り出し、祖母と叔父が2人で暮らしており、「その家も被災しまして」「いろいろ写真とか見ると、もうちょっと住めないような状況」と話しました。家は全壊ではないものの、「柱がこう倒れかかってきてる。これもうちょっと強い揺れが来たらあかんぞっていう本当に危ない状態」と明かしています。
さらに祖母と叔父以外にも、叔母やいとこなど「親戚たちも軒並み被災」し、それぞれ避難生活を強いられているそう。瀬戸さんは1番気がかりなのは珠洲で避難中の「祖母と叔父の状況」と言います。瀬戸さんの祖母は、歩行にも問題がなくラジオ体操ができるほど元気とのことですが、年齢は93歳と高齢。「避難生活が厳しい」状況で、お風呂もまだ入ることができていないそう。「結構追い詰められている状態」と話します。
安全を優先したい実母と、珠洲市から離れたくない祖母たち
そんな中、瀬戸さん家族は主に瀬戸さんの実母を通して、叔父たちとLINEでやりとりをしているとのことですが、珠洲市の実家は倒壊寸前で住むことはできないものの、“家”自体はまだ残っているので「住みたい」「戻りたい」という気持ちがあるという叔父と祖母。そして、2人を案じる瀬戸さんの実母は「避難しなさい」という気持ちが強く、家族間で「ぶつかり」が生じていると告白しました。
瀬戸さんの実母は叔父と祖母を迎えに行くつもりのようで、「事がうまく運んでうちの母親がね、祖母と叔父を小浜に連れて行くことができれば、とりあえずは安心。お風呂も入れるしっていう状況になると思うんだけど、じゃあそれで解決かっていうと解決じゃない」「本人たちはやっぱ珠洲にいたいっていう気持ちがあるから終わりじゃない」「難しいところだなって思う」と吐露。
被災した家族の今後の生活と、問題解決とは……
また、住めない状態の家を解体するのか、そこにまた新しく家を建てるのかなど、今後の生活をどうしていくかという問題も。一方で、「助かってはいるから、そこに関しては本当に感謝しないといけない」と話しつつ、こうした家族間のトラブルが「初めて」という瀬戸さんは、「あるあるなのかな」「うーん、うーん。うーんていう、これがなんかすごい今んところリアルな感じ」ともコメントしました。
動画のコメント欄には、「震災のリアルな声の一つを聞けてありがたい」「間接的とは言えリアルで貴重な話を聞けた」「親戚の皆様とにかく命が無事でよかった」「少しでも早くみんなの笑顔が戻りますように」「お互いが思っているのにぶつかり合ってしまうのは切ない」など、さまざまな声が寄せられています。
中には、「今避難所からこの動画を見ています」という声や、東日本大震災で被災地に住んでいた末期がんを患う祖父が「結局生涯地元で過ごしました。それを思い出しました」というエピソードのほか、珠洲市で被災した人から「珠洲市は本当に酷かったです。もう、すっかり知らない風景」という声も上がりました。