マンガを読んだことがなければ、このタイトルから、どんなテーマの物語か想像がつかなかった人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんなこのドラマの第1話をおさらいし、今後の見どころやSNSでの反響についても紹介します。
第1話のあらすじ
主人公の沖田誠(原田泰造)は、家庭では2人の子どもの父親であり、職場の事務機器リース会社では営業戦略室長を務める、昭和生まれの51才。男は男らしく、お茶は女性が注ぐものなど、ひと昔前の古い価値観や偏見に縛られた考えを堂々と発言する誠は、家庭でも職場でも煙たい存在として扱われています。
高校に行かず、部屋に引きこもる生活を続ける息子の翔(城桧吏)を気がかりに思うも、若者のことを理解できない誠には、翔の心を開くこともできずにいました。そんなある日、妻・美香(富田靖子)の友人の息子・五十嵐大地(中島颯太)が翔を訪ねにやって来ます。
大地がゲイであると知った誠は、翔の部屋に押し入り、ゲイを否定する発言を連発。しまいには、翔から「僕は……お父さんみたいな人には絶対なりたくない!」と拒絶されてしまいます。
家族のために頑張ってきたはずなのに、子どもに嫌われ、職場でも疎まれてしまう誠。何をどうすればいいのかもわからず、公園でやけ酒をしているところに、偶然通りがかった大地から声を掛けられます。
初めは相変わらずデリカシーのない態度で接する誠でしたが、大地の発言によって、少しずつ相手を理解していくように。そして、大地から価値観アップデートの必要性を提案され、2人は友人になります。帰宅後、翔の部屋の前で失礼な発言の数々を土下座して謝罪し、これまでの考え方を改めることを誓うのです。
今後の見どころとSNSでの反響
タイトルからは想像もできなかった、昭和のおじさんが「現代の常識」に歩み寄って理解していくというハートフルなドラマは、SNSで一躍話題を集めました。X(旧Twitter)では、「なんちゅうタイトルのドラマや!と思ったけどあらすじみたら、興味でたので見てみたら、一話とても泣けた」「やたら泣けるんだよなこのドラマ。別になんて事はないのにめっちゃ泣けて来る」「ドラマのテーマとしていい所攻めたなと思う。このお父さんは家族思いで好感持てる」などの声が寄せられています。
1月13日放送予定の第2話では「腐女子」をテーマに、誠が2次元オタクの世界を知ろうとするストーリーとなっており、毎話さまざまなモノやコトをテーマにして、価値観のアップデートに挑戦していくことが予想されます。果たして、誠は若者の気持ちを理解することはできるのでしょうか? 楽しみに視聴していきたいと思います。
この記事の筆者:柿崎 真英 プロフィール
2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを持つ。現在はローカルメディアでの活動を中心に、エンタメ・トレンド記事なども執筆。