「炊飯器の内釜」でお米を洗っちゃダメな場合もある? 非対応の炊飯器の特徴は? 【家電のプロが解説】

炊飯器の内釜でお米を洗うことに問題はないのでしょうか。「All About」デジタル・白物家電ガイドのコヤマタカヒロが回答します。

炊飯器の内釜でお米を洗っても大丈夫?
炊飯器の内釜でお米を洗っても大丈夫?
お米を研ぐ際、炊飯器の内釜を使っている人も多いかと思いますが、問題はないのでしょうか。

「All About」デジタル・白物家電ガイドのコヤマタカヒロが回答します。
 

(今回の質問)
炊飯器の内釜でお米を洗っても大丈夫ですか?

(回答)
内釜でお米を研いでも問題ありません。ですが、中には推奨されていない商品もあります。


どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

内釜はコーティングされており、研いでもOK

大手家電メーカーの炊飯器の内釜は複数の金属を貼り合わせた合金や炭(炭素材)、土などで作られており、内側には熱伝導率や蓄熱性、耐久性を高めるためのコーティングが施されています。

このため、基本的に、内釜でお米を研ぐことは問題ありません。基本的なお米の研ぎ方は以下の通りです。

1. お米を計量して内釜に入れます
2. お水を入れ、軽くかき混ぜてすぐに捨てます
3. 再び水を注いで、指先を立ててお米を20回ほど撹拌するように研ぎます
4. 3を2回ほど繰り返したら、水位線まで水を注ぎます

お米を研ぐときに注意したいのは、強い力でこすりすぎないこと。今のお米はしっかりと精米されているため、ぬか層が残っていることはほとんどありません。強い力で研ぐとお米が割れてしまったり、傷付くこともあります。お米同士が軽くこすれるぐらいでいいそうです。

最近では手を濡らさずに米を研ぐことができるキッチンツールも数多く登場しています。それらを使って研ぐこともできますが、この場合、内釜に傷がつかないよう注意しましょう。金属製のヘラや泡立て器を使うのは厳禁。せっかくのコーティングに傷が付いたり、剥がれてしまいます。

米研ぎ非対応の炊飯器もあるので注意

大手家電メーカーの炊飯器に付属する内釜はほとんどが洗米に対応しています。しかし、中には洗米に対応しない製品もあります。例えば、おかず調理に加えてご飯も炊ける電気圧力鍋です。

いくつかの製品をチェックしましたが、マニュアルではボウルでお米を研ぐように記されていることが多く、内鍋で研ぐことを想定していないようでした。厳密に禁止と記されていない場合も、注意が必要です。

また、お弁当型やどんぶり型などの特殊な小型炊飯器の場合、明確に禁止と書いてあることもありました。そういった炊飯器を使っている場合は、ボウルで研ぐか、別途、洗米器を使いましょう。

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この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
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