ドイツ×下町感の個性派商店街に一目ぼれ? 「住みたくない」ともいわれる「元住吉」駅には何がある?
名前は知っているけど降りたことがない、何があるのか分からない……。そんな「意外と知らないあの駅」の駅前を、All About ニュースの編集部が紹介します。今回取り上げるのは、東急東横線の元住吉駅です。
名前は知っているけど降りたことがない、何があるのか分からない……。そんな「意外と知らないあの駅」の駅前を、All About ニュースの編集部が紹介します。
今回紹介する駅は東急東横線、東急目黒線が乗り入れる元住吉駅。武蔵小杉と日吉の間に位置するこの駅は、急行電車が停車しないこともあり、降りたことがない人も多いかもしれません。
そこで、編集部メンバーが駅前を探索してみました! 元住吉駅の物件を検討している人も、元住吉駅での暇つぶしを探している人も必見です。
元住吉駅の基本情報:家賃相場はいくら?
神奈川県川崎市に位置する元住吉駅は、東急東横線と東急目黒線の2路線が乗り入れる駅。家賃相場は、駅徒歩10分以内、築年数10年以内だと、ワンルームで8.1万円、1LDK11.8万円、2LDK14.9万円(SUUMO、2023年12月13日閲覧)となっています。
急行電車が止まらないという弱点こそあるものの、両隣の武蔵小杉駅と日吉駅には急行が停車するほか、他の路線も乗り入れているため、実はアクセス良好な街。弊社のオフィスがある恵比寿や渋谷にも、神奈川が誇るオシャレエリア・横浜にも20分で行けちゃうんです。
駅名の「元住吉」は、かつての地名「橘樹郡住吉村」からきています。1925年に中原町に合併され「住吉村」の地名がなくなってしまったところ、住民から声が上がり「元住吉」という駅名が命名されたんだとか。当時の住民の皆さんの地元愛を感じるエピソードですね……!
あふれ出すドイツとの絆!ブレーメン通り商店街
というわけで、早速元住吉駅の探索をスタート! 元住吉駅の駅舎は地上3階に位置しているため、なが~~~~いエスカレーターを降りて地上に向かいます。
降りた先に待ち受けていたのは、ブレーメンの音楽隊のようなオブジェ。元住吉駅には「ブレーメン通り商店街」と「オズ通り商店街」の2つの商店街があり、そのうち「ブレーメン通り商店街」はドイツ・ブレーメンの商店街と友好提携を結んでいるんです。駅前のこの像は、現地・ブレーメン市庁前に設置されている像と同じ型からできているそう。遠く離れたドイツとの絆を感じます……!
「ブレーメン通り商店街」には、個人経営の美容室や日用品店から、「松屋」や「カルディ」など誰もが知るチェーン店まで、多様な店舗が立ち並んでいました。
また、駅前のみならず、商店街のあちこちにブレーメンの音楽隊をモチーフにしたオブジェが点在。散策される際には、ぜひ注目してみてくださいね!
飲んべえ歓喜! 居酒屋充実のオズ商店街
続いて、もう1つの商店街「オズ商店街」に向かいます。
オズ商店街は、その名の通り「オズの魔法使い」から命名。西口の「ブレーメン通り商店街」にならい、「横文字で親しみやすい名前」を検討して決定したそう。
こちらもブレーメン通り商店街と同様に、チェーンから個人経営の店舗まで数多くのお店が軒を連ねています。散策した印象では、より居酒屋が豊富な印象。元住吉で飲む予定がある際には、オズ商店街に足を延ばしてみてもいいかもしれません。
公園、銭湯……心やすらぐリラックススポットも!
にぎやかな商店街から少し足を延ばすと、ゆっくりとリラックスできる2つのスポットにも巡り合えました。
東口から5分程度で到着する川崎市中原平和公園は、なかなかに広くのどかな公園。夏場には水遊びができるそうで、子どもたちが集まるんだとか。
また、全ての湯舟やシャワーに軟水を使用している「今井湯」も地元住民の人気を集めるスポット。施設内には神奈川県川崎市をホームタウンとするサッカーチーム・川崎フロンターレのグッズが並べられており、地域密着の雰囲気を感じさせます。
元住吉は下町感と利便性を兼ね備えた町!
充実の商店街からリラックススポットまでそろった元住吉。個人商店がぎゅうぎゅうに詰まった様子には、ほんのりと下町感もあります。「元住吉」と検索すると、サジェストワードに「住みたくない」なんて出てきますが、全くそんなことは感じられませんでした。
渋谷と横浜をつなぐ東横線の真ん中なだけに、アクセスもしやすい元住吉。気になった人はぜひ途中下車してみてください。