シリーズの制作を行っている東映では、レンタルビデオ用の作品群『東映Vシネマ』でハードボイルドな作品を生み続けていましたが、2011年に仮面ライダー作品も加わりました。2018年からは劇場公開を目的とした新レーベル『Vシネクスト』が誕生し、次々とオリジナル作品が発表されています。
All About編集部は、2023年9月12日~11月14日の期間、全国10〜60代の男女266人を対象に、『仮面ライダー』に関する独自アンケート調査を実施しました。今回はその中から、Vシネ化してほしい『仮面ライダー』作品ランキングを紹介します。
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第3位:仮面ライダー555(40票)
2003年1月から2004年1月まで放送。メインテーマは「異種族(他者)との共存」で、人から怪人(オルフェノク)へと変わってしまった者たちの苦悩や、変身ベルトの争奪戦などを主軸に、話が複雑に絡み合っていきます。主人公・乾巧は半田健人さんが演じました。
回答者からは、「555が大好きなので」(40代男性/東京都)、「主演の半田健人さんの演技がみてみたいです」(30代女性/埼玉県)、「仮面ライダーファイズの終わり方が余韻を感じさせる終わり方だったため」(10代男性/京都府)という声がありました。2024年2月に20周年記念作品『パラダイス・リゲインド』が公開予定のため、これからさらに盛り上がるかもしれませんね。
第2位:仮面ライダーオーズ/OOO(49票)
2010年9月から2011年8月まで放送しており、2022年には10周年を記念して『復活のコアメダル』というVシネ作品が公開されています。
本編の続編という立ち位置で、主人公・火野映司と共に戦っていたものの、最後の戦いで消滅してしまう怪人・アンクが10年を経て復活ということで、大きく話題となっていました。しかし、あまりにも衝撃的な内容だったため、ファンからも賛否両論の多い作品となっています。
そのためか回答者からは、「もう一回作ってください!火野映司はあんなところで終わる人間じゃない」(20代女性/埼玉県)、「オーズはもう出ないけど、新しく出してほしい」(20代男性/茨城県)という声がありました。また、「アンクとの絆がまた見たいです」(20代女性/栃木県)と、主人公2人の活躍をふたたび見たいという声もありました。
第1位:仮面ライダーW(57票)
2009年9月から放送されていた、私立探偵・左翔太郎と不思議な力を持つ青年・フィリップの2人が変身する仮面ライダーです。翔太郎役を桐山漣さん、フィリップ役を菅田将暉さんが務めていました。
2011年にRETURNS「仮面ライダーアクセル」「仮面ライダーエターナル」の2タイトルが、仮面ライダーVシネマの皮切りとして公開されています。その後も2022年に放送されていた正統続編アニメ『風都探偵』や、その舞台化など、現在にいたるまでさまざまな媒体で展開されるほどの人気作品です。
回答者からは、「キャストを同じでやってほしい。二人で一人の仮面ライダーというストーリーも面白かったし、ビジュアルも良かった」(20代女性/愛知県)、「WはVシネでも漫画でもアニメでもすでに続編が出ていますが、やはりオリジナルキャストでの続編が見たいなと思います」(40代男性/北海道)、「人気俳優になった桐山蓮さんと菅田将暉さんがどのようにWを演じてくれるか楽しみだからです」(30代男性/神奈川県)と、当時のキャストでまた見てみたいという声が多くありました。
※回答者のコメントは原文ママです