All About ニュース編集部は、2023年9月11日~10月9日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、茨城県高萩市在住・41歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:41歳女性在住:茨城県高萩市
同居人数:親1人、自分
世帯年収:自分200万円
実家の間取り:1軒家3LDK
職業:アルバイト
生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:2万円交際費:1万円
毎月のお小遣い:5000円
毎月の貯金額:4万円
貯金総額:1000万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は16万4749円です。そのうち、住居費の平均は2万5360円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた14万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
回答者に、実家を出る予定について聞くと「ない」といい、「行くところがない」と回答。また、恋愛や結婚願望についても「ない」とし、「相手がいない」と話しました。
1人暮らしは「貯金もできないカツカツな生活」
現在、実家暮らしを選択している理由は「仕事の手取りが少ないので」と告白。「アパートを借りたりするとその分お金を払わなくてはならず、貯金もできないカツカツな生活をしなくてはいけないので。実家で暮らしたほうがその分も浮いて貯金できるので実家に暮らしています」と、経済的な面で実家での生活を送っていることを説明してくれました。
家にお金をもっと入れたい、しかし払うと老後資金がなくなる
また、実家暮らしでの苦労については「特に苦労していることはありません」とのこと。しかし、「持ち家だと家に不具合が起きたときに(風呂が壊れたなど)、それを全てこちらて賄わなくてはならないです。あたりまえですが。住ませていただいているので、親の機嫌は損ねないようにします」と語り、多少なりとも苦労があることを明かしました。
そのほか、実家暮らしをする上でお金に関する悩みについては「アルバイトの賃金が安いので、こうして実家に住んで貯金しています。本当はもっと家に払うべきなのですが、あまり払うと老後資金がなくなります」と悩みを吐露。
もっと家計へお金を入れたいと思っているものの、将来的なことを見据えるとそれができず、その思いのギャップが悩みになっているようです。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。