この記事では、出品の仕方や注意点など、実際の流れを紹介していきます。
メルカリにスマホを出品する手順
今回筆者が出品したのは、ストレージ容量が256GBの「iPhone 7」です。メルカリでは、スマートフォンを出品する際の手順や注意点を公開しています。出品前に確認すべきチェックリストも掲載されています。
■絶対しなければならない4つのこと
メルカリによると、スマートフォンを出品する際に必ずやるべきことが4つあります。
(1)ネットワーク利用制限が「◯」もしくは「ー」になっているか確認する
(2)端末を初期化する
(3)SIMカードを本体から取り外す
(4)バッテリー最大容量を確認する
■ネットワーク利用制限を確認
筆者が出品する端末でネットワーク利用制限を確認したところ、「○」になっていました。契約をしたキャリアの公式Webサイトで確認ができます。その際、IMEI情報が必要になります。
■アクティベーションロックの解除しパスコードをオフにする
アクティベーションロックはiPhoneを紛失したり、盗難されたりしても、他の人に使われないようにする機能です。これは他の人では解除できないので、出品者が必ず行わなければなりません。
やり方は、Appleの公式Webサイトに記載があります。解除されると登録しているメールアドレスに連絡があります。その後、パスコードをオフにしておきましょう。
■スマホの初期化をする
■バッテリー最大容量も確認
バッテリー最大容量も購入者が気になるポイントです。筆者が所有していたiPhone 7のバッテリー最大容量は73%。80%以上が望ましいとされるので、73%は値段に大きく響きそうです。
出品は通常通り
スマートフォンをメルカリに出品する手順は通常時と同じです。ただし注意事項が表示されるので、再度確認をしておきましょう。
販売価格は、バッテリー最大容量や機種の古さを考えて、1万円以下に設定しました。メルカリが最近開始した「データ消去サービス」は販売価格が1万円以上でないと依頼ができないので、今回は利用しませんでした。
出品して5日ほどすると、値下げ交渉があり値段を下げて販売しました。価格は6000円だったので、販売手数料と配送料(宅急便コンパクト)を引くと4950円が手元に入ってきた形です。金額うんぬんよりも、処分できずにズルズルときてしまっていたスマートフォンを手放すことができて、ホッとしたのが正直なところです。
スマホの出品は、思った以上に簡単だった
筆者はずっとデータの消去や出品のための下準備が面倒だなと思い、中古スマートフォンの出品を渋っていました。やはり専門店に持ち込んで買い取ってもらった方が楽だなと考えていたのです。しかし実際に出品してみると、それほど大変な作業はありませんでした。もちろん初めてなので調べながらの出品でしたが、一度経験をしてしまえば次からはもっとハードルが低くなることでしょう。思っていた以上に簡単だったので、もっと早く出品すればよかったなと思ったほどです。
一方で、やはり個人間取引をするのが不安であれば、買取店に持ち込んだ方が良いでしょう。不安を抱えつつ取引をするのは好ましくありません。選択肢はいくつかありますから、人それぞれ、やりやすい方法で中古スマートフォンを手放していきましょう。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。