「冷蔵庫」はどれくらいの頻度で掃除すべき? 低温下でも菌が繫殖するって本当?【家電のプロが解説】

毎日使う冷蔵庫には、目に見えにくい汚れや菌が発生していることも。どのくらいの頻度で掃除すべきなのか、どのように掃除すべきなのかなどを、「All About」白物・美容家電ガイドの田中真紀子が解説します。

冷蔵庫はどれくらいの頻度で掃除すべき?
冷蔵庫はどれくらいの頻度で掃除すべき?
毎日使う冷蔵庫には、目に見えにくい汚れや菌が発生していることがあります。見えにくいからこそ、どれくらいの頻度でどのように掃除すべきか分からず、放置しがちな人も多いのではないでしょうか。

そんな冷蔵庫について、「All About」白物・美容家電ガイドの田中真紀子が解説します。今回のお題はこちらです。
 

(今回の質問)
冷蔵庫はどれくらいの頻度で掃除すべき?

 

(回答)
3カ月に1回、中身を出して徹底掃除しましょう。


以下で詳しく解説していきましょう!
 

汚れが付いたらすぐに拭き取りを、3カ月に1度は大掃除も

冷蔵庫内に食べ物の汁やカスが付着すると、菌やカビが繁殖して不衛生になるので、すぐに拭き取るのは大原則。冷えて固まる前に、ぬるま湯で濡らし、固く絞った布巾で拭き取りましょう。ドアパッキンも汚れで傷むと冷気漏れの原因になるので、こまめにお掃除を。

ただし食品が多く入っているとお手入れが行き届かない場所が出てきます。そして、そんな場所にこそ傷んだ食品が眠っている可能性が高いので、在庫チェックも兼ねて3カ月に1回は中身を全部出して掃除しましょう。
 

賞味期限切れの食品が大量発生……在庫管理は定期的にすべし

特にチェックしたいのが、調味料やパック食品です。これらは未開封時の賞味期限が長いものが多いため、開封後もつい放置してしまいがちですが、例えばマヨネーズやドレッシングなどは、「開封後1カ月以内に使い切りましょう」と書かれているなど、意外と短いもの。

まずは調味料を全て出し、まだ使えるものと、使えないものに整理しましょう。筆者自身、以前整理したときに、調味料やパック豆腐など、賞味期限を大幅に過ぎた食品が約30個も出てきました。

在庫整理が終わったら、冷蔵庫内の中身を全て出して、要冷蔵、要冷凍品はクーラーボックスに入れ、棚板やドアポケット、引き出しケースなどを取り外して水洗いします。冷凍室や野菜室の引き出しケースは大きいので、お風呂場などで洗うと効率的です。

汚れが落ちにくい場合は、台所用中性洗剤を使用してもいいですが、アルコールは、メーカーも推奨していないので、使用の際には注意してください。
 

製氷機の掃除も忘れずに! 氷がカビ臭くなってしまうことも……

意外と忘れがちなのが、製氷機の給水タンクのお手入れです。実はここのお手入れをしないとカビが繁殖し、氷が臭くなってしまうこともあるので、1週間に1回程度、水洗いしましょう。

ちなみに製氷用の水は、水道水を使うのが原則。ミネラルウォーターや浄水は菌が繁殖しやすいため、給水するたびに洗うなど清潔を心がけましょう。

そのほかの製氷皿やポンプ、パイプなどのパーツはメーカーによって、自動で洗浄するもの、取り外して洗えるもの、取り外せないものがあるので、取扱説明書を確認してみてください。
 

低温下でも菌やカビは繫殖する!? 定期的な手入れが必須

冷蔵庫内は低温なので、菌やカビは繁殖しにくいイメージがありますが、種類によっては低温下でも繁殖する菌やカビも多く存在します。また卵の殻に付いているとされるサルモネラ菌も低温下で活動するので要注意。

野菜室は、冷蔵室より温度が高く、野菜に付着した菌や土壌菌が持ち込まれることも多いため、やはり清潔に保つ必要があります。

冷凍室はマイナス15~20度と低温なので、菌の繁殖は抑えられますが、菌自体が死滅するわけではありません。そのため解凍時に再び活動を開始する場合もあるので、やはり定期的なお手入れで除菌したほうが安心です。
   
この記事の筆者:田中 真紀子
白物家電、美容家電の専門家兼ライターとして活躍。日々発売される新製品をチェックし、製品の紹介記事やレビュー記事を雑誌やWeb、新聞などで紹介している。日常的にも話題の新製品を使うことで、ライフスタイルに合わせた選び方や、上手な採り入れ方の提案も行っており、テレビ出演も多数。
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    ツッコミどころ満載で愛される『名探偵コナン 紺青の拳』、気になる5つのシーンを全力でツッコんでみた

  • どうする学校?どうなの保護者?

    【PTA免除の儀式】固まる母親を見かね「もうやめませんか?」声をあげた父親に何が起きたか

  • 世界を知れば日本が見える

    大谷翔平選手に「忖度」がないアメリカ。メディアで言及される“矛盾点”を時系列順に整理した

  • AIに負けない子の育て方

    2024年の中学入試は「弱気受験」だったというが…受験者増の人気校に見る、中受親の変化