10万円や100万円はともかく、1000万円を貯めるとなると簡単なことではありません。貯められた人は、どのような目標を立て、実行したのか気になりますよね。お金を貯めてストレスフルな仕事を早く辞めてしまいたいと思っている人もいるようです。
All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、41歳女性のケースを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:41歳女性
家族構成:既婚(子あり)
居住地:京都府
職種:事務職
現在の年収:570万円
現在の貯蓄額:3300万円
40代で貯金1000万円ある人の割合は?
ちなみに40代で貯金が1000万円ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。
年代別で見ると、40代は1人暮らしの人で12.0%、2人世帯以上で10.0%となっています。
<出典>
・「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
・「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
ストレスフルな仕事を一刻も早くリタイアしたい
貯金を始めたきっかけについて「ストレスフルな仕事を一刻も早くリタイアしたいという希望があったため、とにかく子供たちの教育費を蓄えることを考え、1000万円×子ども3人分で、合計3000万円を貯めることを目標にしました」と語る女性。3~5年ほどで1000万円を貯めたそうです。
突発的な行動をやめました
1000万円貯めるために「やめたこと」を聞くと「突発的な行動をやめました。明日外食に行こう、とか、来週春服買いに行こう、とかです。外食は月に1回、シーズンごとの買い物は四半期に1回など、1年単位で予算を立ててその通りに行動することです」と答えてくれました。
家計簿を付けて予算との整合性を検証
1000万円を貯めるために具体的に行ったことは「年間計画を予算とともに立てること」。
「レジャーは年に1回、どこへ行って予算はいくら、外食は月に1回、どこへ行って予算はいくら。大型家電の買い替えや自宅の修繕なども年の初めに計画を立て、その通りに行動します。もちろん、突然家電が壊れたり、予定通りにいかないこともあるので、予備費として20万円くらいは予算を置いておくことも必要です。そして、当然のことながら、家計簿をしっかりつけて予算との整合性を検証していきます」と、年間の予算計画を立てて節約を行っていたそうです。
1000万円達成! その後は……
貯まった1000万円の使い道について伺うと「子どもの教育費のための貯蓄です。子どもはいま、小学生高学年から保育園児まで3人いますが、これを使うのは10年先になるでしょう。それまで余剰資金を投資信託などで運用しつつ、増やしていきたいと考えています」と、貯蓄を続けていくとのことでした。
おすすめの節約術は「年間予算を立てて家計簿をつける」
おすすめの節約術は「家計簿をつけることは絶対ですが、できるなら臨時支出を含めた年間予算を立てることをおすすめします。保険料などは年払いにした方が安いですが、毎月の生活費に反映しづらいというデメリットがあるので、年払いの支払いも含めた予算計上がどうしても必要になると思います」と話してくれました。
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。