1000万円の貯金に成功した人は、どのような目標を立て、実行していったのでしょうか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、将来のマンション購入のために貯金を始めた31歳女性のケースを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:31歳女性
家族構成:既婚(子どもあり)
居住地:兵庫県
職種:経理
現在の年収:560万円
現在の貯蓄額:300万円
30代で貯金1000万円ある人の割合は?
ちなみに30代で貯金が1000万円ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。
年代別で見ると、30代は1人暮らしの人で6.8%、2人世帯以上で8.7%となっています。
<出典>
・「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
・「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
マンションを購入したいと思って貯め始めた
貯金を始めた際の目標について「1000万が貯まったらマンションを購入したいなという野望はあった。それまで計画的な目標を立てたことはなかったが、元々旅行や外食等よりも自炊でインドア派であり質素な生活が好きであったため、月の給与やボーナスはほとんど貯蓄に回すことができていた」と語る女性。5~7年ほどで1000万円を貯めたそうです。
外出して都度購入するのをやめた
1000万円貯めるために「やめたこと」を聞くと「洋服などの消耗品の都度購入をやめて、セール時にまとめ買いをするようにしたことと、外出して購入することをやめて、ほとんどネットでの購入をすることに切り替えた」とのこと。
「やめたことで購入する時間的手間も削減された分仕事に打ち込めることができたし、ネットでのポイントを貯める事ができたので無駄な出費を抑えることができた」と答えてくれました。
あえてゆるい目標を立てる
1000万円を貯めるために具体的に行ったことを聞くと「具体的な計画をすると、どうしてもその目標を達成しないといけないプレッシャーに変わってしまい、逆にストレスが溜まってしまって爆買いが増えてしまうと思ったので、ボーナスは全て貯蓄に回すことや、1年間にいくらくらい貯まってたらいいなー、というようなゆるい目標を立てていた」と語る女性。
「また、貯まったお金をそのまま持っているのももったいないと思ったので、NISAを始めて利回り3%以上の株への投資を行い、配当金をまた貯蓄に回すということを行っていた」とのことです。
1000万円達成! その後は……
1000万円の使い道について伺うと「貯金が1000万円を超えた後は、元々夢であったマンション購入に使った。マンションはローン完済後には賃貸に出して、不労所得を得たいという理由から元々検討しており、貯金が1000万をあと数カ月で超えそうだなというタイミングでマンション探しを行って、将来的にも資産価値がありそうなマンションを運良く見つけたため、購入した」と、マンション購入の費用に使ったそうです。
おすすめの節約術は「セール時にまとめ買い」
おすすめの節約術を聞くと「セール時にネットでまとめ買いをして、携帯は格安スマホに変える、保険の見直しを行うなど、月の固定費を削減すること。セール時のまとめ買いはポイントも貯まるし安く購入できる上携帯があれば簡単に実践できるので、おすすめ。固定費の削減は、削減対象によっては手間がかかるが、格安スマホへの切り替えは友達紹介などを使えば、ポイントを貰うこともできるし友人から手続きについても教えてもらえるかも知れないので、できる人はやってみてもらいたい」と話してくれました。
※回答者のコメントは原文ママです
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。