All About ニュース編集部は、2023年9月11～14日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、愛知県名古屋市在住・35歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール＆実家の状況
回答者本人：35歳女性在住：愛知県名古屋市
同居人数：両親、自分
世帯年収：父親400万円、自分120万円
実家の間取り：1軒家5LDK
職業：調剤薬局事務管理士
生活費や貯金額は？
実家に入れている生活費：3万円交際費：1万円
毎月のお小遣い：2万円
毎月の貯金額：2万円
貯金総額：200万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編（2021年）」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は16万4749円です。そのうち、住居費の平均は2万5360円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた14万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
「結婚したら出ていくかもしれない」と、実家を出る可能性について言及した回答者。また、恋愛や結婚願望については「ある」と答え「子供が欲しいから」と話しました。
光熱費や家賃を払わなくて済む、食事の心配をしなくて済む
現在、実家暮らしを選択しているのは「光熱費や家賃を払わなくて済むから。また、食事の心配をしなくて済む」という理由を回答。「仕事で疲れていても、ご飯の準備をしてくれたり、お風呂の準備をしてくれて、とても楽させてもらえるからです。また大好きな動物と生活できるからです」と語り、実家生活の利点を多く受容していることが伺えます。
好きな時間にご飯を食べたり、テレビを見ることができない
一方、実家暮らしならではの問題で苦労していることも。「好きな時間にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、起きたり寝たりすることができないです。また、自由に友達をお家に呼べないので不便です。好きな時間にテレビを見たり、好きな家具や家電を置くことができないです」と、実家ならではの不満を告白。
人と一緒に生活する共同生活では、必ずしも自身のペースでの生活ができるわけではないので、その点について不満が募ると感じているようです。
また、実家暮らしをする上でお金に関する悩みについては「お家にお金入れているけど、ご飯を家族の分も買ってきてあげたりした時に、自分のお金から出さないといけない雰囲気になる」と告白。
金銭的な面では、家族と回答者が負担する線引きについて悩んでいるようです。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者：鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。
