All About ニュース編集部は、2023年9月11~14日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、愛知県東郷町在住・48歳男性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:48歳男性在住:愛知県東郷町
同居人数:親1人、自分
世帯年収:自分30万円
実家の間取り:1軒家3LDK
職業:無職
生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:0円交際費:2万円
毎月のお小遣い:3万円
毎月の貯金額:0円
貯金総額:300万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2021年)」によると、35~59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万9753円です。そのうち、住居費の平均は2万9396円。ただし、家賃などは地域や条件によって異なるため、住居費を除いた約16万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
回答者に、実家を出る予定について聞くと「一時的な滞在なのでもうすぐ出ます」との回答。
また、恋愛や結婚願望については「どちらともいえない」とし、「したいが面倒も多いので」と話しました。
一時的な滞在だが「親が高齢なので、最後に一緒に住んでいる」
現在、実家暮らしを選択している理由は「お金を節約するため」と明かしました。「一時的な滞在です。アパートなどを借りると費用がかさむので実家に滞在しています。また、帰省しているという意味合いもあります」と続けています。
また、現在の実家暮らしにはもう1つ大きな理由があるそうです。「親が高齢で先が長くないので、最後に一緒に住んでいるという面もあります」とその旨を語りました。
「仕事が見つかりにくく稼ぎにくいです」
一方で、実家暮らしで苦労しているのは「立地的に不便なところ」と回答。「仕事を探したり、何かの用事で街に出る時は疲れるし時間がかかります。駅までも自転車で15分、自転車置き場から8分ほど歩くことになるので疲れます。雨だと濡れるし、電車に乗ってから都心部に出るまでも時間がかかります」と続け、実家での不便さを告白しました。
自分自身で生活の拠点を考えられる1人暮らしとは違い、実家での暮らしは交通面でデメリットがあると感じているようです。
また、実家暮らしをする上でお金に関する悩みもについては、「食事に関しては自分の分は自分で買っているのでそれなりに支出してしまいます。また、仕事が見つかりにくく稼ぎにくいです」と、現状の経済的な悩みを告白しました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。