「今は給料が安いので…」40歳女性、年収100万円、実家暮らし。家に入れている生活費や貯金額を聞いた

All About ニュース編集部は、現在実家暮らしをしている人を対象に、毎月の生活費や貯金額に関するアンケート調査を実施。本記事では和歌山県和歌山市在住・40歳女性のエピソードを紹介します。

和歌山県和歌山市在住・40歳女性のエピソード
和歌山県和歌山市在住・40歳女性のエピソード
1人暮らしをせず、実家を生活の拠点に選ぶ人にはどのような理由があるのでしょうか。経済的困窮、職場へのアクセス、自身の体調、親の介護など、さまざまな事情が考えられます。

All About ニュース編集部は、2023年7月18~27日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、和歌山県和歌山市在住・40歳女性のエピソードを紹介します。
 

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:40歳女性
在住:和歌山県和歌山市
同居人数:親2人、自分
世帯年収:父親300万円、自分100万円
実家の間取り:1軒家4LDK
 

生活費や貯金額は?         

実家に入れている生活費:1万円
交際費:1万円
毎月のお小遣い:1万円
毎月の貯金額:0円
貯金総額:10万円

総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は16万4749円です。そのうち、住居費の平均は2万5360円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた14万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

回答者に、実家を出る予定について聞くと、「42歳ぐらいには」と回答。

また、恋愛や結婚願望については「ある」とし、「いつまでも実家にはいられないから」と話しました。
 

「貯金もほぼなく仕事も探し直さなければいけない状況だった」

「数年前まで東京で1人暮らしをしていました」と一度は実家を出て生活していたという回答者。

その上で現在、実家暮らしを選択している理由については「私情で地元に帰る事になり、貯金もほぼなく仕事も探し直さなければいけない状況だったので、とりあえず実家暮らしをさせてもらう事になり、そこからコロナとかいろいろあったので今もその状態」と明かしました。
 

「食費とかぐらいはやはり入れないといけないなと思っています」」

一方、実家暮らしで苦労していることについては「一緒に暮らしてる以上、迷惑かけたらダメだなとか気にしてしまうのがちょっと苦労だなと思う」と回答。

「1人暮らしとかだと、自由がやはり多い。好きなものを何時に食べて好きな時間に出かけて帰って来ても何にも気にしない」と振り返りつつ、1人暮らし時代と比較して、家族と生活することに苦悩があることを明かしました。

また、実家暮らしをする上でお金に関する悩みについては「今は給料が安いのでなかなか家に入れれないんですが、食費とかぐらいはやはり入れないといけないなと思っています」と告白しました。

※回答者のコメントは原文ママです

この記事の筆者:鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。
 
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】