Appleは2023年9月13日(日本時間)、iPhoneの新モデルの「iPhone 15」(仮称)を発表予定です。機種変更を検討している人もいると思いますが、昨今は端末価格が非常に高騰していることもあり、既存機種をなるべく長く使い続けるユーザーも多いようです。
All About ニュース編集部は8月14~28日、全国のiPhoneユーザー202人を対象に「現在使っているiPhoneの機種」を調査。その結果を基にモバイル情報ブロガーで「All About」スマートフォンガイドの伊藤浩一が解説します。
2位:iPhone 13
2位は、2021年に発売された第15世代モデル「iPhone 13」でした。プロセッサーとして「A15 Bionic」チップを搭載しています。翌年に発売された「iPhone 14」にも同じA15 Bionicチップが採用されたことから、iPhone 14へ機種変更せずにiPhone 13を使い続けるユーザーが多くいたと考えれます。
iPhone 13と同時発売の「iPhone 13 mini」も13位にランクインしていますが、小型のminiシリーズがiPhone 14以降リリースされなかったため、最後のminiシリーズということでiPhone 14シリーズのリリース時に注目されました。
1位:iPhone SE(第二世代)
1位は、2020年発売の第13世代モデル「iPhone SE(第二世代)」です。iPhone 8の筐体にiPhone 11のプロセッサー「A13 Bionicチップ」を搭載。iPhone 11と同等の性能ながらもホームボタンが搭載されており、安価で使いやすいモデルとして注目されました。
12MPのリアカメラは4K、60fpsまでのビデオ撮影も可能です。2022年には後継機となる「iPhone SE(第三世代)」が発売されましたが、iPhone SE(第二世代)も2023年9月にリリース予定の最新OS「iOS 17」へのアップデート対象となるため、長く使い続けられるモデルとなります。
専門家は結果をこう見る!
iPhoneユーザーは年々、機種変更のタイミングが長くなっており、現行機種を長く使う傾向があります。
iPhone SE(第二世代)は、iPhone 8などのホームボタン搭載機種を利用していたユーザーが買い替え候補に選びやすいモデルでした。iOS 17のアップデート対象にもなるため、次期モデルiPhone SE(第三世代)へ機種変更をせずとも使い続けられるモデルです。
iPhone 8についてはiOS 17のアップデート対象から外れたため、現行のiPhone 8ユーザーにとって、コスパ良く機種変更できるのがiPhone SE(第二世代)となります。iPhone 13はiPhone 14と同じプロセッサーを搭載しているため、人気が高いモデルです。2023年発売の最新iPhoneはiPhone 15となる予定ですが、全画面スタイルで性能が高く、コスパの良いモデルとしてはiPhone 13は選択肢に入るでしょう。
>15位までの全ランキング結果&理由を見る
ブログ「伊藤浩一のモバイル+モビリティライフ応援団」主宰。モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。