博物館の「常設展」では、施設が所蔵する作品の数々を常に観賞することができます。都内には、膨大なコレクションを所有する博物館からニッチなテーマを扱う博物館まで、さまざまな興味や関心をいつでも満たしてくれる施設が勢ぞろい。
All About ニュース編集部は、5月23日〜8月9日の期間、全国10〜70代の男女355人を対象に、「東京の博物館」に関する独自アンケート調査を実施。今回は、「常設展」がすごいと思う博物館ランキングを発表します。
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第2位:東京国立博物館(台東区)
2位は、上野恩賜公園内にある「東京国立博物館」。教科書で一度は見たことがある縄文時代の火焔(かえん)土器より始まる、日本文化の歴史をたどることができる展示が人気。「総合文化展」では、国宝や重要文化財を含む、質、量ともに日本を代表する約12万件のコレクションから常時3000件が展示されています。回答者からは、「教科書で見たものがこれでもかというほど出てくる。国の宝(47歳男性)」「教科書で見たことのあるものが多く展示されています。考古のコーナーでは何千年も前の物が目の前にある、ということにとても感動しました(28歳女性)」「国宝を始めとした膨大な作品群が、気楽に安価に見られるところ(48歳男性)」「スケールが大きくて、ただ訪れるだけでも気持ちが良い(46歳女性)」「展示品を見れば日本の歴史がわかり、いつ行っても勉強になります(69歳男性)」などのコメントが寄せられました。
第1位:国立科学博物館(台東区)
1位は、上野恩賜公園にある「国立科学博物館」。自然史、科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館で、恐竜の化石から動物のはく製、鉱物など、490万点を超える日本最大級のボリュームを誇る資料の中から、約2万5000点が常設展示されています。回答者からは、「動物の剥製が並んだ様子は圧巻だったのが忘れられない(31歳女性)」「ここに行けば日本の歴史・地理・自然科学の全てがわかる圧倒的な展示数(46歳男性)」「地球館・日本館共に展示量が多く、満足感が高いです。動線もしっかりしており、順路に沿って見て行くことで自然科学について体系的に学ぶことができます(31歳男性)」「特別展を見た後、必ず常設展もみるが何度いっても飽きることがない。毎回感動する(40歳女性)」などのコメントが寄せられました。
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※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。