鎌倉銘菓「クルミッ子」に新たな味が登場! それが「ピエール・エルメ・パリ」とコラボレーションした「イスパハン クルミッ子」。9月下旬に伊勢丹限定・数量限定で発売されます(画像は全て提供)。
「イスパハン クルミッ子」誕生のきっかけ
「イスパハン」は、ピエール・エルメ・パリが開発したマカロン生地を使った生ケーキ。バラとライチとフランボワーズ、3つの華やかなハーモニーが楽しめる代表作です。
その「イスパハン」の要素を取り入れたのが「イスパハン クルミッ子」。
伊勢丹のオンラインショップ「MOO:D MARK(ムードマーク) BY ISETAN」の記事によると、コラボレーションのきっかけは、2023年1月に伊勢丹新宿店の新宿出店90周年の特別企画として、ムードマークのバイヤーが両社に持ち掛けたこと。
互いの生産工場を見学し、それぞれの生産能力やスイーツ作りへのこだわりを理解するところから商品開発がスタートしたそうです。
当初、「クルミッ子ではなく、別の商品でコラボレーション商品をご提案しようと考えていた」という、鎌倉紅谷の代表取締役社長 有井宏太郎さん。上記記事内で、互いに工場見学したことで、両社の強みを生かすために、やはり「クルミッ子」を使ったコラボレーションでいこうと考えが変わった、と明かしています。
「イスパハン クルミッ子」開発のこだわり
約40年前に「クルミッ子」が誕生して以来、新たな味が誕生したのは、なんと今回が初めて。それぞれのお菓子の特徴であるクルミ、キャラメル、ローズ、フランボワーズをただ混ぜ合わせただけにならないよう、味のバランスを考えた配合に調整しています。
また、きれいなバラ色になるよう、通常のクルミッ子とは異なる製法で焼き上げているとのこと。
「イスパハン」を思わせる華やかなローズの香りとフランボワーズの酸味に、クルミッ子キャラメルのほろ苦さとクルミの食感が見事に調和した、新たなおいしさとなっています。
「リスくん」がパリにお菓子作りの修行へ
パッケージにもこだわりがたっぷり。鎌倉紅谷は鎌倉、ピエール・エルメ・パリはパリのブランドであることから着想を得て、「リスくんがパリへ修行に行く」というストーリーに沿ったパッケージデザインとなっています。
側面には、鎌倉でクルミッ子を作っているリスくんと、パリでマカロンを作っているリスくんが描かれています。製造工場の窓から見える景色も、鎌倉とパリの街を表現しており、時差があることからそれぞれ昼と夜の景色になっている点にも注目です。
また外箱だけでなく、初めて中のフィルムデザインも変更。かわいらしいパティシエ姿のリスくんが描かれています。
同時期に、ピエール・エルメ・パリの「マカロン クルミッ子」も販売予定。どちらも見逃せません!
2023年9月20日 12:00から伊勢丹のオンラインショップ「MOO:D MARK by ISETAN」で、9月29日から10月1日まで伊勢丹新宿店で、いずれも数量限定販売となります。
この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。