All About ニュース編集部は、8月9〜17日の期間、全国10〜70代の男女197人を対象に、「歴代甲子園」に関する独自アンケート調査を実施。今回は、歴代の甲子園で「印象的だったピッチャー」ランキングを紹介します。
>8位までの全ランキング結果
第2位:斎藤佑樹(早稲田実業・東京)
2位は、2006年夏の甲子園で優勝した早稲田実業(西東京)のエース・斎藤佑樹さん。マウンド上できれいに折りたたんだハンカチで汗を拭く姿から「ハンカチ王子」の愛称でも注目を集めました。総投球数トップを記録する948球を1人で投げ抜き、決勝戦では、田中将大選手擁する駒大苫小牧高(南北海道)との激闘を制して早稲田実業を夏の甲子園初優勝に導きました。
回答者からは、「平成18年の夏の甲子園決勝で、駒大苫小牧高校の田中将大投手との投げ合いの末、勝利を掴み取った盾役者」(59歳男性)、「田中将大選手がピッチャーをしていた駒澤大学附属苫小牧高等学校との決勝選で、最後に田中将大選手がバッターボックスで空振り三振のシーンがとても印象強いです」(31歳男性)など、37年ぶりの「決勝再試合」にもつれ込んだ決勝での姿が忘れられないとの声のほか、「謙虚さが全身から溢れ出ていて汗をハンカチで拭う姿を見て率直に育ちが良いと思い非常に好印象を受けた」(46歳男性)などのコメントが寄せられました。
第1位:松坂大輔(横浜・神奈川)
1位は、横浜高校(神奈川)のエースとして、1998年の春・夏甲子園連覇に導いた松坂大輔さん。夏の甲子園全6試合に登板した中で、PL学園(大阪)との準々決勝では延長17回の激戦で1試合250球を投げ切り、京都成章(京都)との決勝では、59年ぶり史上2人目となるノーヒットノーラン達成という偉大な記録を残しました。
回答者からは、「3年生の夏の大会の準々決勝のPL学園戦、準決勝の明徳義塾戦の劇的な勝利の収め方と決勝の京都成章戦でのノーヒットノーラン、素晴らしすぎる活躍は印象に残っています」(49歳男性)、「PLとの延長再試合も投げ抜いて、決勝での京都成章でノーヒットノーランをする凄み。現在では到底考えられないひとりで数試合、真夏に投げ抜いたこと、投手力だけではなく、打撃でも活躍していた」(42歳女性)などのほか、「テーピングを自ら取りリリーフしたシーンがすごかったと思います」(68歳男性)、「平成の怪物と呼ばれるほどの選手で、本当にハードな試合続きだったのに笑顔がとても印象的な選手でした」(36歳女性)など、球場全体の空気を変えてしまうほどの影響力を持った松坂さんの一挙手一投足が印象的だったとの声もありました。
※回答者のコメントは原文ママです
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この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。