高畑充希、映画『バービー』巡る騒動に胸中明かす。舞台あいさつの「登壇を辞退することも考えた」

波紋を広げている映画『バービー』を巡る騒動。日本語吹き替え版の映画『バービー』で主人公の声優を務めている俳優の高畑充希さんが、その胸中を明かしました。(サムネイル画像出典:YouTubeチャンネル「ワーナー ブラザース 公式チャンネル」)

俳優の高畑充希さんが8月2日、自身のInstagramストーリーズを更新。映画『バービー』で主人公・バービーの日本語吹き替え声優を務めている高畑さんが、“バービー騒動”について言及しました。
 

【実際の投稿:高畑充希、“バービー騒動”巡る声明全文】
 

「悔しいです」

高畑さんは「今回のニュースを耳にした時、怒り、というよりは正直、不甲斐なさが先に押し寄せてきました。先日までスペインにいたので、『Barbie』と『Oppenheimer』2作品の盛り上がりは肌で感じていました。映画界が盛り上がっていて素晴らしいな、と思いながら街歩きをしていたので、今回の件は本当に本当に残念です」とつづりました。
 

続けて、「モヤモヤする中で今日という日を迎えてしまいました」「なので正直、今日登壇を辞退することも考えた」とも明かしました。しかし、来日した監督のグレタ・ガーウィグ氏とプロデューサーのデイビッド・ヘイマン氏の思いに加え、「作品自体の素晴らしさはぜひ知っていただきたいな、という気持ちを消せませんでした」と、葛藤を抱えつつも舞台あいさつに臨んだようです。最後に、「明るい気持ちで今日を迎えたかったなー、悔しいです。楽しみにしてたので、とても」と、吐露しました。
 

『バービー』『オッペンハイマー』の同時公開が事の発端に

7月21日、米国で同時公開されたバービー人形の実写映画『バービー』と、原爆開発に携わった科学者を描いた『オッペンハイマー』は、「Barbenheimer(バーベンハイマ―)」と2本のタイトルを掛け合わせた造語が生まれるなど話題に。そんな中で原爆投下を連想させる画像がネット上で出回り、米『バービー』の公式X(旧Twitter)アカウントが好意的なコメントなどをしたことから、配給元である米ワーナー・ブラザースが1日、謝罪を公表するなど波紋を広げていました。
 

画像出典:高畑充希さん公式Instagram(@mitsuki_takahata

 

画像出典:高畑充希さん公式Instagram(@mitsuki_takahata



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