松岡茉優さん主演のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)。7月22日に放送された第2話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第2話のあらすじ
1度目の人生と同様に夫・蓮(松下洸平)から突然、離婚届を突きつけられた九条里奈(松岡茉優)。理由を問うも蓮は「ごめん」と返すばかり。しかし、生徒と思しき覆面男2人組から襲われた里奈は、自分が1年後“生徒に殺されないため”に、教室を変えることに集中します。
鵜久森叶(芦田愛菜)がされていた仕打ちを里奈が暴きだしたことで、鵜久森以外の3年D組の生徒たちは里奈対策のSNSグループを発足。監視カメラが付けられている教室では鵜久森にも普通に接し、裏で里奈への反撃を進めようとしていました。そんな中、鵜久森は瓜生陽介(山時聡真)の様子が以前の自分のようだと気にかかり、里奈に報告します。
里奈の前回の人生で、瓜生は転校によりクラスメイトとともに卒業を迎えられず。里奈が家庭訪問を行うと、瓜生の母親は「迷惑かけたらすぐ転校させる」と一言。部屋の様子から母親が瓜生のバイト代を巻き上げて自分のために散財していることを察し、瓜生を呼び出します。「大人が変わるのを待つだけ? 苦しんでいるなら正直に言い放っていい」と里奈。
瓜生はバイト先から前借をすると母親に金を渡し、学校を卒業したいからこの金で家から追い出されないようにしてほしいと頼みます。しかし母親は自分の欲のために金を使おうとし、絶望する瓜生。そこに里奈が現れ、自身は友達の言葉や行動に人生の影響を受けてきたと言い、友達の意見も聞いてみるよう声をかけます。そこに瓜生と仲がいい生徒・向坂俊二(浅野竣哉)が登場。母親に日雇いの金を渡し、一緒に卒業させてほしいと頭を下げます。
困惑し激高する瓜生に対し、「何くせープライド張ってんだよ。10年後すげえヤツになって札束で俺のこと殴ればいいだろ」と向坂。「いい友達を持ったんだね」と理解した素振りを見せる母親。しかし瓜生に対し、「言いたいことは全部言えましたか?」と里奈。瓜生は自分が大事な時間と引き換えに必死に稼いだ金を家族ではなく知らない男のために使う母親への怒りを爆発させ、「俺はあんたの何なんだ? 都合よく金を持ってくるアホか? あんたの大事な息子か?」と思いをぶつけます。
言いたいことを言えたと里奈に感謝を述べる瓜生。しかし里奈はやるべきことがあるだろうと促し、瓜生と向坂は鵜久森にこれまでの仕打ちを謝罪します。瓜生が向坂を伴い前借をさせてもらったバイト先に行くと、そこには里奈の姿が。店長は里奈の高校時代からの友人で、里奈に頼まれて瓜生に声をかけて雇ったと種明かし。一方、里奈は蓮に、「いつの間にか大人のフリしてカッコつけてた。私、離婚したくない。ほんとは嫌だ」と素直な気持ちを告げます。蓮は少し笑って「もう少し考える」と返すのでした。
母親への怒りと悲しみを発露させる山時聡真の演技が圧巻
第1話の芦田愛菜さんに続き、山時聡真さんの迫真の演技に魅せられた第2話。
Twitterでは「今回も観てて辛かったなぁ。山時聡真くんの演技が凄いのはわかっているけど、あまりにも真に迫った演技から目が離せなかった」「山時くん、浅野くんの迫真の演技良かった」「九条先生の決意に満ちた勇気の塊の様な冷静な発言はしっかり心に踏み込んできてくれる」「親はもちろん、すべての大人に刺さるドラマ」「子どもたちの生きづらさや苦しさが、痛いほど刺さる」「息をするのを忘れる勢いで見てしまった。なんだこのドラマは」などのコメントが寄せられています。
また、ラストシーンでは黒板に書かれた「九条里奈を殺害する」という殺害予告が登場。生徒たちに寄り添い変化させたことで先の未来が変わり、里奈の知らない人生になっていく前兆が感じられました。
殺害予告を行ったと推察される生徒へ立ちはだかる里奈。しかし生徒たちの目論見により「担任はく奪」の嘆願書がまとめられ、里奈は教室から追放させられてしまい――。里奈から味方として頼られた鵜久森は、勇気を抱き行動を開始し――。里奈と生徒たちの攻防がどう展開されていくのか目が離せません。
『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』第3話 7月29日放送予告
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。