最近は食料品や光熱費など生活費の高騰が激しいですが、趣味にかかる費用も物価上昇の影響を受けている場合もあるそうです。
All About編集部が実施した「趣味への支出に関するアンケート」から、趣味への支出事情を紹介します。(調査期間:6月26日~7月2日)
39歳男性、年収580万円で魚釣りが趣味
今回は、大分県大分市在住・39歳男性のエピソードを紹介します。飲食チェーン店で働いており、年収580万円、月収は手取り38万円。結婚しており、子どもがいるそうです。趣味は「魚釣り」で、きっかけは「パチンコを辞めたくて、違う趣味を探していたところ、子供の頃に親に連れてってもらったこともあり始めました」と話してくれました。
竿、リールなどに使うお金は年間で平均40万円
趣味に使うお金は、直近1カ月で1万2000円、年間では平均40万円だそう。1カ月で趣味に使ったお金は最大10万円で、内訳は以下の通りです。■ある1カ月の支出内訳
・竿:3万5000円
・リール:3万5000円
・ライン:4000円
・ルアー:2万5000円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2020年)」によると、年収500万~609万円の人の1カ月あたりの平均教養娯楽費は2万1377円。年間では25万6500円で、回答者の趣味への支出は、平均を大きく上回っているようです。
もっと良い用具を買いたいが「妻が魚釣りの趣味を若干嫌がっている」
趣味にかけるお金はどのように管理しているか尋ねると、「管理は妻がしています。釣りに行く前に行きたいことと費用を提示し、許可を貰います。釣具が欲しい時も同じです。許可が下りない時は諦めます」と、妻に管理してもらっていると明かしました。趣味への支出について困っていることは、「釣具にも値上げの波は来ており、どんどん値段が上がっていることです。しかし給料は上がらない。本当は中級〜上級クラスの竿やリールが欲しいが、2ランクくらい下の物しか手が出せなくなっています。また、妻が魚釣りの趣味を若干嫌がっていることも困っています」と答えてくれました。趣味まで物価上昇の影響が出ているようです。