6日、歌手のかまやつひろしさん(77)が肝臓がんで入院中であると、所属事務所が発表した。スポニチなどの報道によると、かまやつさんは5月に検査を受けがんが発見され、通院治療をしていたが、8月23日に脱水のため緊急搬送され、そのまま検査入院したという。

  

かまやつさんは所属事務所を通じて「絶対復活するから心配しないでください!それまでいろいろご迷惑おかけします!」とメッセージを発表している。

  

肝臓がん(肝がん)とはどのような病気か。日本肝臓学会肝臓専門医の染谷貴志氏と医学博士の狭間研至氏がAll Aboutで以下のように解説している。

  

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肝臓がんとは

染谷氏によると、肝臓がん(肝がん)には肝細胞に由来する肝細胞癌と、胆管細胞に由来する胆管細胞癌があるという。それ以外にも胃がんや大腸がんなどほかの臓器から転移してくる転移性の肝がんもあるという。

  

肝細胞癌はその原因の大部分(90%近く)が、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスによるもので、肝細胞癌の約90%が肝硬変を合併していると染谷氏は説明している。

  

ちなみに、肝硬変は、「あらゆる慢性進行性肝疾患の終末像」と染谷氏は述べており、肝臓の細胞が破壊され、肝臓は正常の機能を営むことが出来なくなるという。日本ではB型肝炎、C型肝炎が肝硬変全体の80%を占め、アルコールによるものが10%ほどだと染谷氏は説明している。

   

内臓脂肪と肝がんの関係

脂肪を分解する機能が肝臓にはあるが、肝がんと内臓脂肪の関係については狭間氏が解説している。狭間氏によると、肝がんといえば従来、お酒の飲み過ぎでアルコール性肝炎となり、さらには、肝硬変、肝がんへと進行していくケースや、C型肝炎から肝硬変となり肝がんになるケースが多かったという。

 

しかし、最近ではお酒も飲まず、C型肝炎にもなっていないのに肝がんになるケースあり、それらは肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝から肝がんへと変容していることが明らかにされつつあるという。そのうえで、狭間氏は肥満の解消(=内臓脂肪の減少)はがんの予防、再発予防にも有効であるということがわかってきたとしており、「体重コントロールは、私たちの健康に予想外に大きなメリットをもたらしてくれる」と述べている。

   

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