ビジネス上の問題解決を考えるメディア「ビズヒッツ」が3月12〜26日、職場の人間関係を改善できた経験がある男女498人(女性288人、男性210人)を対象に「職場の人間関係を改善できた方法に関する意識調査」についてのアンケート調査を行いました。「職場の人間関係を改善できた方法」をランキング形式で発表します。
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第2位「相手や周囲を意識しすぎない」89人
第2位は「相手や周囲を意識しすぎない」です。人間関係の問題ではよく「相手を変えることは不可能だが、自分を変えることはできる」と言われます。思い悩んでいることは全て自分の頭の中で起こっていることなので、自分の考え方を変えることで問題を解消しようという考え方です。アンケートの回答者からは「相手の反応を気にしすぎない。他者からの評価を気にしすぎないようにした」(27歳 女性)、「相手に気に入られようと思わない」(30歳 女性)、「とにかくあまり気にし過ぎないことに尽きます。ストレスを溜め込まないように、自然体で接すると良いです」(47歳 男性)などの意見が寄せられました。
また「自分のことに集中したら過度なライバル心がなくなり、同僚との関係が改善した」といった体験談も聞かれました。
第1位「コミュニケーションを心がける」195人
1位は「コミュニケーションを心がける」でした。人間関係が難しく感じるのは、コミュニケーション不足が大きな原因の1つであるとされています。コミュニケーションが足りないと、互いに何を考えているのか分からない状態が続き、やがて知らず知らずのうちに相手に不満を抱いてしまうことも。職場の人間関係を改善した経験のある人からは「以前はあまり話し合わなかったが、自分の意見も話すようにした」(19歳 男性)、「とにかく自分から話しかけるようにしました。仕事の話だけではなくたわいのない話もして、緊張やガードを緩めていきました」(31歳 女性)、「大袋のお菓子を買ってみんなで分けて食べると仲良くなりました。ギスギスしなくなります」(42歳 女性)などの声が聞かれました。
それぞれの職場で人間関係を改善するためのさまざまな努力をしている様子が伝わってきます。コミュニケーションが苦手だったり、急に距離を縮めるのに抵抗があったりする場合は、基本的なあいさつを欠かさずするだけでも少しずつ関係が良くなっていくかもしれません。
※回答者コメントは原文ママです
この記事の筆者:森野 みどり プロフィール
All About ニュースでのライター歴は3年目。主に旅行、ビジネス関連の記事を担当。最近の関心事は気候変動問題で、カーボンフットプリントを減らす生活を目指して試行錯誤しています。中国語に挑戦中。デザイン重視。ニュージーランド在住。