「AKB48」の歴史が変わる予感、新曲『どうしても君が好きだ』で再びアイドルグループの頂点となるか

AKB48が、新曲『どうしても君が好きだ』をリリース。元テレビ局スタッフの筆者が、かつての輝きを取り戻していると感じるAKB48の現在の活動を紹介します。

AKB48の61枚目シングル『どうしても君が好きだ』(画像出典:公式サイト

4月26日、61枚目のシングル『どうしても君が好きだ』をリリースするAKB48。モデル&俳優としても活躍する本田仁美さんがセンターを担当し、平田侑希さん、山崎空さんが初選抜入りするフレッシュな楽曲です。※崎はたつさき
 

さらに同グループは長く所属していたレコード会社「キングレコード」から、「ユニバーサルミュージック/EMI Records」へ移籍することを発表。『どうしても君が好きだ』は、記念すべきレーベル移籍後初シングルとなります。
 

オンライン上では既に『どうしても君が好きだ』のMV(ミュージックビデオ)が公開されており、楽曲を聞くことができます。元テレビ局スタッフでAKB48の黄金期を現場で取材してきた筆者が新曲『どうしても君が好きだ』を解説しながら、レーベル移籍も果たしたAKB48の未来をひも解いていきます。
 

王道回帰の青春ソングで勝負を仕掛ける

今回発表したシングル『どうしても君が好きだ』は、最近のAKB48の楽曲とは少し印象が異なる「王道回帰」の青春ソングに仕上がっています。作詞はおなじみの秋元康さんで、作曲は「ナスカ」が担当。ナスカは音楽ユニットで、これまでアイドルソングを中心に作曲を手掛けています。
 

ナスカの代表的な楽曲は、乃木坂46の『ジコチューで行こう!』『ここにはないもの』、欅坂46の『エキセントリック』『避雷針』『黒い羊』など。非常に個性的な楽曲を生み出しています。美しいメロディーをベースにしながら、櫻坂46が発売した『桜月』のように壮大でラップも取り込むような奇抜な楽曲も制作しています。
 

初期の名曲『⼤声ダイヤモンド』を思わせる疾走感

さて、『どうしても君が好きだ』ですが、AKB48らしい王道のアイドルソングへの回帰が見られます。イントロから、初期の名曲『⼤声ダイヤモンド』を思わせるような疾走感を演出。これまで、AKB48が描いてきた「僕」と「君」の世界観を見せながら、ギターを主体にしたアレンジでサビへの高揚感をドラマチックに作り出しています。
 

AKB48は、前作の『久しぶりのリップグロス』でも、『Everyday、カチューシャ』を思わせるような王道の夏ソングを披露。『根も葉もRumor』『元カレです』という近年の名作で聞かせたK-POP・ダンス路線を経て、新しいAKB48が見せる進化した「王道アイドルソング」を完成させ始めています。
 

振り付けは井上さくらさんが率いるプロフェッショナルダンスチーム

その兆候はMVでも見られます。作品の振り付けは、ダンサーチームとして活躍する「Team“S”(チームエス)」が担当。世界的なアーティストの振り付けも手掛ける、井上さくらさんが率いるプロフェッショナルダンスチームです。
 

MVは、学校を舞台として、ピッタリとそろうフォーメーションダンスも見どころ。ダンスが得意な本田さんをセンターにしたことで、勝負を仕掛けていることが分かります。アイドルらしいカワイイ世界観を見せながら、女性が憧れるような激しいダンスも披露し男女問わずに応援しやすい楽曲に仕上がっています。


>次ページ:『どうしても君が好きだ』には、多くの期待を寄せるコメントが!

 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    東海道新幹線の「個室」が100系以来、四半世紀ぶりに復活! 「どこに設けられる?」JR東海に聞いた

  • 「婚活」の落とし穴

    「男らしさ」がしんどい若者たち。「女性より稼いで当然」「デートもリードすべき」と言われても

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    危機管理のプロが警告! 中学受験で“御三家”を目指す親子が知っておくべき「学歴エリートの落とし穴」

  • 世界を知れば日本が見える

    深刻な少子化に苦しむ「中国」と対照的に、今こそ「一人っ子政策を導入すべき」といわれる2つの国とは