フジテレビが、久しぶりに『FNS27時間テレビ』(以下:「27時間テレビ」)を復活させることを発表しました。2019年以来、実に4年ぶりの放送となり、司会を吉本興業所属のお笑い芸人・千鳥、かまいたち、ダイアンが担当。この3組が深く関わっている『千鳥の鬼レンチャン』をベースに、番組作りが行われるそうです。
これまで、数多くの名場面を生み出してきた「27時間テレビ」。今回は、元テレビ局スタッフから見る「27時間テレビ」の見どころや裏側を紹介します。
生放送がメインの放送に戻すことで「27時間テレビ」は復活へ
まず今回の「27時間テレビ」は、「生放送」を中心とした構成となります。これは、実に2016年以来となる取り組みで、2017年から実験的に行われた事前収録が大部分の放送から戻る形です。
長時間特番は『24時間テレビ』(日本テレビ系)が有名ですが、生放送の臨場感を売りにしています。その日しか見ることができない特別な放送で、もしかしたら何かハプニングが起きるかもしれないという期待を生み出します。
そういった意味では、生放送に構成を戻したことで、2023年の「27時間テレビ」はかなり期待ができる内容になりそうです。
MCがオール吉本芸人! 『千鳥の鬼レンチャン』の魅力
今回の「27時間テレビ」は、司会にも注目が集まっています。千鳥、かまいたち、ダイアンと勢いのあるお笑いコンビが担当。3組が関連する『千鳥の鬼レンチャン』が、「27時間テレビ」のベースになるとも公表されています。
これまでの「27時間テレビ」では、『笑っていいとも!』や『SMAP×SMAP』『めちゃ×2イケてるッ!』などの人気番組をベースに番組作りをしてきました。チャリティーが主体の『24時間テレビ』と違い、バラエティ色が強く長い時間かけてバカ騒ぎをするのが「27時間テレビ」の魅力。その面白さを、『千鳥の鬼レンチャン』がベースとなることで復活させてくれるのではないかと、期待を持たせてくれます。
また、過去の「27時間テレビ」では、深夜帯を中心にさまざまなサプライズを演出。2003年には笑福亭鶴瓶さんが泥酔して「局部露出」騒動を起こすなど、とにかく目が離せない番組として人気を集めてきました。今回も、局部露出などの過激なハプニングは期待していないものの、千鳥を筆頭になにかやらかしてくれる雰囲気が伝わってきます。