メルカリで値下げ交渉をしているとき、出品者から「(購入者が)送料を負担するなら、値下げします」といった提案を受けることがあります。値下げで得をするようにも思えますが、実は要注意な話。この記事で、詳しく解説していきましょう。
「送料負担=着払いで送る」ということ
メルカリで値下げ交渉をした相手(出品者)から、購入者が送料を負担してくれればOKと言われた場合、考えるのは「送料と値下げ分の金額はどちらが大きいのか?」ということです。メルカリでは購入者が送料を負担する場合、着払いで送ることになります。
着払いが使えるのは、郵便局のゆうパック、ゆうパケット、ゆうメール、ヤマト運輸ならば宅急便コンパクト、宅急便です。これらを活用するとき、何が問題になるかというと料金です。
メルカリ便では全国一律料金になっていますが、メルカリ便以外では送り先によって料金が変化することが多いです。
ゆうパケットの場合には、荷物の厚さによって料金が異なります。厚さ1センチは250円、2センチは310円、3センチは360円。メルカリ便のゆうパケットは一律230円です。また着払いにすると手数料26円がかかりますから、あえて着払いにしてもらうよりも、メルカリ便を使ってもらった方が安くなることが多いのです。
当然ながら、送料よりも値下げ幅が大きくないとお得にならない
当然ながら、送料よりも値下げ幅が大きくないとお得にならないわけです。送料の負担をすれば販売価格を下げてくれると言っても、そもそも送料がいくらなのかが分からないと、お得かどうか判断できません。料金は荷物のサイズや重さ、発送先の地域によって異なるので、出品者に問い合わせる必要があります。
出品者も実際に梱包してみないと正確なサイズが分からないので、質問されても面倒だなと思ってしまうもの。しかも、払うのは購入者だから多少大きく梱包しても構わないと考えたとしたら、送料は購入者が思っている以上に高くなる可能性もあります。