ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits」が2022年9月27〜10月13日、20代の転職経験者173人(女性118人/男性55人)を対象に転職に役立つ資格に関する意識調査を行いました。この記事では、「20代の転職に役立つ資格」をランキング形式で発表します。
なお、転職のために資格を取得した人は2割で、8割は持っている資格を生かして転職したと回答しました。
第3位:「普通運転免許」11人
「普通運転免許」が3位にランクインしました。取引先や顧客先に出向く際に車を使う場合や、車での移動が多い営業職など、勤務地や職種によっては普通運転免許が必須とされるケースもあります。
寄せられた回答には、「1日中車で行動する仕事のため、必須だった」(21歳男性)、「車を使った営業だったため」(27歳女性)、「普通自動車免許が必須の求人が多くあった」(29歳男性)などがありました。
運送業や流通業などでは大型免許やけん引免許、フォークリフトの資格を持っていると優遇されることもあるかもしれません。
第2位:「英検・TOEIC」12人
2位は「英検・TOEIC」です。外資系の会社に転職する場合はもちろん、日系企業であっても日常的に英語を使う機会が多い職場では、業務を行う上で必要な英語力が求められるでしょう。
アンケートには、「英検2級。『簡単な英語が読める』ことが優遇条件であったため、役に立ちました」(25歳女性)、「TOEIC895点。転職先では英語を使う機会が少なかったものの、留学経験なしの独学だったことと、スコア自体を評価してもらえた」(26歳女性)、「英検準1級。会社の公用語が英語であったため」(28歳男性)などの回答が寄せられました。
業務上で英語を使う機会が多くなくても、努力する姿勢やモチベーションの高さに対して一定の評価が得られることもあるようです。
第1位:「簿記」30人
1位は「簿記」です。事務職は人気があり、簿記の資格があると転職の際に有利になることがあるでしょう。特に簿記2級の合格率は約25%とあまり高くないため、合格するまで勉強できる意欲の高さが評価につながりやすく、実践で役立つ点も人気の理由です。
転職経験者からは「求人の優遇条件だった」(25歳男性)、「未経験でも、資格があったことで面接までたどり着けた」(27歳女性)、「転職の幅がひろがった」(29歳男性)といった回答がありました。
また、「簿記の資格をもっていたから未経験でも事務系・経理系の職種に応募できた」という人もいたようです。
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